- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】45-4、「おめでとう」?
2011年11月23日 07:51
「お嬢様」
食事の席で、ふと立ち上がったサラ。
「どうかした?ですわ」
「明日、病院に行きます」
「サラ、具合がわるいのですか?」
「違います。…脚の件で医師から話があるという事です」
どくん、と千歳の胸が鳴った。恐れていたものが来たような感覚だ。
「いや、お嬢様が哀しむような発表ではありませんよ」
ある程度知ってるのか、サラは弁解する。それがかえって事態を浮き彫りに示しているのだ。
「哀しむ結果でない朗報」だからこそ、千歳は悩むのだ。
こいつ、メイドとしても魔法騎士の妖精としてもまだなっちゃいねえ、と思う千歳だった。
「おめでとう。完治です」
医師からの死刑宣告だ。
「しかし、わたくしは立てませんわ」
その答えを千歳は見当ついている。その言葉を千歳は恐れていたのだ。
「病気が治ってるのに病人してるの、馬っ鹿じゃねーの!?」
皆さんも一度はいや、多々経験があるはずだ。病気が治ったのに苦しみが残る。復讐を果たして事態は丸く収まったのに、問題が解決してない気がしてしょうがないとか。千歳の脚は治ったが、千歳は立ち上がって歩く事ができない。
「物心ついた時から車椅子で暮らしていたのですから、立ち上がれないのは当然でしょう。つまり、これからは歩くための訓練をしなければならないというわけです」
リハビリとは事情が異なる。
リハビリは元々あった能力を取り戻す感じだが、千歳のはその元々がない。一からの模索なのだ。
しかし、責められたわけでないから、千歳はひと安心した。
「まだ、これからですね、お嬢様」
少し微笑んだ感じのサラだった。
ずぎゃあああん
なんか物音がした。
「お嬢様。敵ですよ」
どうやら病院内でネガイナーが発生したらしい。それを察知するサラ。
整形外科。
「娘に出来て、俺にできないわけがないのじゃあ!」
勝ち誇るチャウシェシュク。
その後ろには5人の女性。
しかし、そのバストサイズがどれも不自然だった。
そしてなんだかコスチュームが「悪の少女戦士」な感じだ。
この五人は人間を素体にしたネガイナーだった。
続く!
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