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【魔法少女っ】46-2、年の差は大きい?

2011年11月26日 07:53

有希はチャウシェシュクと対峙する。
有希さん、無茶ですわ」
「無茶じゃあ」
敵味方双方から無茶を指摘される。意外と言わないのはサラだった。
「さあ、お嬢様。今のうちに車椅子に」
メイドとしての忠義か、妖精としての打算か、サラは千歳の肩を支えて、車椅子に向かう。
「……変身できずとも、闘える」
「その威勢がどこまで続くじゃあ?スノウよ」
テレキネシス有希を完全に捉える。これでは手も足も出せずに敢えなく無力です。
「3年も経つと違うじゃあ!」
「……諦めない」
「大胆口調も違うじゃあ。そうだな今のコバルトみたいな感じだったじゃあ!魔法騎士スノウは3年前の太陽だったじゃあ!その太陽に敗北という闇を与えて、今の陰気な……」
「……やめて」
チャウシェシュクは砲丸を振り回すようにして、有希を空中に弄んだ。
「あうぅ。有希さんがピンチですっ」
茜が気付く。
「茜、ここはわたしに任せて、先輩を救出なさい」
「わかったです」
「ひとりで我々五人に敵うと思ってるのか」
今田達が麻衣子に格闘を仕掛ける。
「ふん。わたしは女優よ。お笑い芸人とは格が違うのよ」
麻衣子は長い槍の柄で五人を凪ぎ払う。
「あたしもいるしね!」
麻衣子の後方から冷気魔法援護射撃する小春
「のぅあああ~」
借り物の乳房なので凍える際に違和感が生じて苦しむ五人。

有希さん、助けるですっ」
火炎魔法を撃ちながらチャウシェシュクに近付く茜。
「助けたくば、あのチカラを俺に渡すのじゃあ!」
「ん?アレの事?」
茜には良くわからない。「渡す」もやぶさかではないが、どうすればそうなるか。
「絶対に渡しちゃだめですよ、茜さんっ。やり方を見せてもダメ」
サラが叫ぶ。
「……サラ。そういう台詞人質のわたしが言うと映える」
有希毒舌を欠かさない。
クポーと宝石箱がないとアレは多分発動しないのだが、その辺も含めて秘密なのだろう。
「教えてあげないよ、じゃん」
更に火炎魔法を撃つ茜。
「おっと、自ら人質丸焼きにするきかじゃあ?」
わざと有希のからだを火炎にニアミスさせて動揺を誘うチャウシェシュク。
「うくっ!」

「あれ?おかしいな」
クポーこと久保田先生は捜し物をしていた。自分のロッカーに保管した筈の宝石箱がなくなっていたのだ。
「どこに行ったんでしょうね」
一緒に捜す松並先生。
ロッカーは鍵を掛けられるタイプで、ロッカーから盗まれた線は考えにくい。
ふたりは校内を探し回るのだった。

続く!

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