- 名前
- たかふみ25
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- 年齢
- 40歳
- 住所
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】45-1、願い事が叶う日
2011年11月20日 02:59
桜田医院、外科。
医師に呼ばれたサラは一部の資料を受け取った。
「この報告書の通りです。先日の精密検査の結果は」
サラが目を通した結果は驚くべきでもあり、当然というべきものでもあった。
「しかし……」
反論するサラの口を制して、医師は言った。
「恐らく意思からでの事でありましょう」
「いつの間にか賑やかになったもんだねぇ」
趣味というか、単なる気まぐれで演劇部室を訪れたつかさはその賑やかさに驚いた。
麻衣子、茜、小春、千歳。この4人はこれまでだ。そこに有希、琴、かずね、松並先生が入っている。
その大人数が毎日のようにお茶会をしている。賑やかさは倍加だ。
カシャカシャ
そのお菓子を撮影するつかさ。
「この辺では見たことないスイーツだけど、どこのパティスリーのだ?」
「琴姉がつくったんだよっ」
嬉しそうに琴を紹介するかずね。
「プロと見違えたよ」
「あらあら。褒めてくれて嬉しいわ。写真屋さん」
「こちらはプロみたいなもんだから」
カシャカシャ
撮影していけね、とつかさは気付いた。琴とかずね周りのものは何故か写真に残せないんだった。
だが、この日から琴とかずねはちゃんと写真に残るようになったと後々気付くのだった。
「さて、わたしは勉強に戻るわ」
麻衣子の宣言を境に、お茶会は散会した。
みんな思い思いの事をする。
「千歳」
帰宅時に有希は千歳を呼んだ。
「有希さん」
「……共に帰る。ところで、脚の具合はどう?」
「どうって、変わりありませんわ。相変わらず弱くて動かないですわ」
千歳が嘘を言うとは思えない。その通り、嘘はついてない。しかし、それは嘘だ。
言い方を変えよう。千歳はギマンで騙す人間ではないが、今千歳が言ってる事実は真実からは離れているという事だ。
つまり。
「そろそろ脚は治るんでは?」
続く!
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