- 名前
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- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】44-2、超アウェーな状況
2011年11月16日 19:28
「滅殺爆怨波!」
鎧のビームが容赦なく放たれる。
味方のネガイナーもろとも、公園の地表を削るように進む。
「小春、あれは命中率が高いですっ」
「大丈夫!かわすよっ」
跳躍してかわし、鎧に蹴りを一撃して、もとの位置に着地する小春。
「今だクポー!」
クポーはオールコットに願いのカケラを入れて、ハンドルをぐるぐる回した。
「若草っ開花せよ!!」
ぴかー
オールコットね鏡から光が放たれ、茜と小春を包む。
「ビーイング・リインカーネーション!!」
……。
「あらあら。美しいわね~、茜ちゃん」
「小春ちゃんも更に可愛いよっ」
琴とかずねが見とれる。
「あかね色の空の下、紅に萌える文学少女っ!魔法少女カーマイン・ジョセフィンシルエット!」
優雅な紅いドレスに身を包んだ茜が名乗る。
「安らぎの夜空の下、夢見る純粋少女っ!魔法少女コバルト・エイミーシルエット!」
可愛いらしくもどこかオトナな、蒼いドレスに身を包んだ小春が名乗る。
「姿が変わっただと!?」
「うーん。わたくし達にないのですわ?」
少し拗ねる千歳。
「わたし達はわたし達の強さで闘うのみよ」
と、麻衣子。
「それもそうですわね!」
千歳には長年魔法騎士してる経験が、麻衣子には強い潜在魔法能力がある。茜と小春はパワーアップしてはじめて、釣り合うのだろうと勝手な解釈で誤魔化す千歳だった。
「ならばこちらも姿を変えてやる」
ネガイナーの群れがフリル付きの円盤をぐるぐる回して、鎧に投げつけ、鎧の頭部に投げつけた。
「フリルフリル~!!」
フリルトータク!!
「会場はアウェイだと思い知らせてくれるフリル」
「フ・リ・ル!フ・リ・ル!」
鎧を応援しまくるネガイナーの群れ。
「……応援」
有希がふれーふれーしようとすると、ネガイナーがブーイングして石を投げつけてくる。
「フェアじゃないですわ」
バリアで石を投げ返す千歳。
「ごちゃごちゃ言わないで闘うよっ!コバルト・テンペストっ」
小春が強力な冷気魔法集積技で、フリルトータクを凍らせる。
「もうひとりのボクの技だ!」
嬉しそうに驚くかずね。
「シンフォニースォード!」
「ぴよ?」
アドルフのカードをかいさずに、茜が剣を呼び出す。
「アドルフさんっ」
「ぴ!ぴよぴよ」
やはりカードを介した剣も欲しい茜。
「カーマインスォード!」
二刀流!
ドレス姿で剣って萌えますな。
「解凍するですっ!カーマイン・ツインバーニング!!」
ざしゅ、ざしゅうう!
更にこのフォームでの茜と小春は飛行能力も標準装備だった。
「ちょっ!おまっ!こっちの攻撃させろ~」
小春のすばしっこさが倍加されている。まるで手のかかる幼い妹のようだ。
「開花したふたりは無敵クポー!」
ハンドルをぐるぐる回しながら見ているクポー。
「クポー。ゼンマイだからそろそろ離していいのでは」
サラが進言する。
クポーがハンドルから手を離すと。オールコットから音楽が流れてきた。
益々チカラが高まる気がする茜と小春。
「フ・リ・ル!フ・リ・ル!」
「滅殺爆怨波!」
「効くか~、ですっ」
どごおおん
鎧のビームを弾き、ネガイナー応援軍団にぶつける茜。
「観客がぁぁ~」
「ここは香住町。アウェイじゃなくてホームなんだよっ」
続く!
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