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和田監督誕生か?
2011年10月22日 08:17
阪神新監督、和田コーチ昇格案有力に…坂井オーナー24日にも決断
デイリースポーツ10月21日(金)9時4分配信
阪神新監督、和田コーチ昇格案有力に…坂井オーナー24日にも決断
ベンチから戦況を見守る和田コーチ(撮影・山崎 竜)
阪神の次期監督候補として和田豊打撃コーチ(49)の昇格案が有力であることが20日、分かった。外部なら、日本ハム・梨田昌孝監督(58)招へい案が内定しているが、内部昇格の必要性を訴える声も噴出。内部なら和田、外部なら梨田の2案を軸に、電鉄本社と球団間で協議する。いずれの場合も吉竹春樹2軍監督(50)の1軍ヘッドコーチ就任が濃厚。1軍投手コーチには藪恵壱2軍投手コーチ(43)が昇格しそうだ。
外部招へいで落ち着きかけていた次期監督問題に、新たな動きが発覚した。和田打撃コーチの内部昇格案だ。
球団では、真弓監督の退任決定を受け、次期監督選定の作業を開始。この日、神戸市内の自宅で取材に応じた坂井オーナーは「成熟したチームで、選手はそれぞれ素晴らしい個性を持っている。率いていくのは難しい。ここ何年間は息切れ型になっているから、いろいろ課題はありますが、そのへんが理解できる監督でないと困りますね」と条件を挙げた。
世代交代が不可避で、かつ優勝という結果が求められる難局を任せられる指揮官を検討する中で、まず浮上したのが今季限りで日本ハムを退団する梨田監督招へい案。水面下では相手サイドからの好感触も得られ、坂井オーナーの最終判断を待つばかりの内定状態まで進んでいる。
一方では、球団OBを含めた内部昇格案も慌てることなく検討すべきとの声も根強く残っている。なぜなら、球団OBにも、指導者としての将来性がある人材がいないわけではないからだ。
電鉄本社関係者は「それを使わないことには成長しない」と話す。チームが難しい局面にあるからといって、外部から実績のある指導者を招へいするばかりでは、いつまでたっても生え抜き監督は育たない。
来季から梨田監督にチームを託せば、確実に数年間は好結果を残せる。しかし、その後再び次の監督選びに困るようでは、問題を先送りしているのと同じ。そんな内部昇格案の軸になるのは、チーム内でも卓越した野球理論、打撃理論で信頼の厚い和田打撃コーチだ。
すでに電鉄本社と球団の間で、内部昇格で監督が務まる人材がいないか本格的に検討を開始。外部から梨田監督招へいの可能性も残しながら、何がチームにとってベストの選択か分析を進めている段階だ。
坂井オーナーは「まだ分析結果は上がってきていない。結果が出れば極端な話、1時間で決まるかもしれない。そんな議論することになるとは思わないし、確認程度だろうなと僕は思っています」と話した。日程的に報告が上がるのは週明けになる見通し。内部昇格の和田案か、外部招へいの梨田案か。早ければ24日にも決断が下される。
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