今日から消化試合だけど！

阪神・マートン、２冠へ！消化試合出る！

サンケイスポーツ10月18日(火)7時51分配信
阪神・マートン、２冠へ！消化試合出る！

　阪神は１８日のヤクルト戦（甲子園）から当面、現状の１軍戦力を中心に戦う方針を固めた。沼沢正二球団本部長（５３）が１７日、西宮市内の球団事務所で「そうすぐに（外国人選手を）慌てて帰すことはない」と説明。最多安打、打率の２冠が懸かるマット・マートン外野手（３０）ら助っ人４人も当面チームに帯同する。

　応援してくれるファン、球場に足を運んでくれる人たちのために、しばらくは現１軍メンバーを中心に戦う。助っ人の即帰国も直近ではない。沼沢本部長が強調した。

　「あしたすぐに（助っ人の帰国）はない。あさって以降あるかもしれませんが、そうすぐに慌てて帰すことはない。マートンにはタイトルもかかっているしね」

　４位が確定し、新監督選びなど、来季に向けて動き始めている。残りは７試合。順位は確定したが足を運んでくれるファンがいる。若手ばかりの“２軍戦”にするつもりはない。マートンには２年連続の最多安打や、獲得すれば自身初の首位打者の可能性がある。ＣＳを逃しはしたが、それぞれの目標を目指す。

　同本部長は球団事務所で南社長と会談し、方向性を確認。「今後の動きや、外国人選手をどうするか、若手起用とかについて話をした。あした現場とも話をする予定です」と明かした。

　もちろん、若手に経験を積ませることは大事だが、２軍本隊は宮崎県内で行われている教育リーグの最中。実戦での強化に集中しているだけに、急いで呼ぶ必要もない。右肩の故障を抱えている金本も含めこの日、１軍メンバーで出場登録を抹消された選手はいなかった。ここ数試合は虎のベスト戦力で戦っていく。

　投手陣も同じだ。甲子園で行われた投手指名練習を見守った山口投手コーチは「最後まで頑張るということ。基本的に、このメンバーで頑張っていく」と話した。

　助っ人２人を含め、先発陣はもう１度ずつ登板する見込み。そこでスタンリッジが１０勝目を挙げれば、すでに１２勝を挙げているメッセンジャーと、球団史上初の助っ投のＷ２けた達成になる。

　投打ともに意味のある試合がある以上、“オフシーズン”にはしない。最後まで勝ちにいく姿勢を貫く。