痛ぁ～

ハマ戦で魔た！虎・球児、逆転サヨナラ負け

サンケイスポーツ10月9日(日)7時51分配信
ハマ戦で魔た！虎・球児、逆転サヨナラ負け
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プロ野球横浜対阪神　９回、細山田にサヨナラヒットを許した藤川球児　＝横浜スタジアム（写真：サンケイスポーツ）
　（セ・リーグ、横浜３ｘ－２阪神、１９回戦、阪神９勝８敗２分、８日、横浜）勝利の神様は球児に残酷過ぎる。阪神は１点リードの九回二死二、三塁、守護神・藤川球児投手（３１）が横浜・細山田武史捕手（２５）に逆転サヨナラ打を浴び、連勝が４でストップ。３位巨人と４ゲーム差に広がった。今季２度目のイニングまたぎで必勝を期したが、悪夢の結末。立ち上がるしかない。

　言葉が見つからない。まさに悪夢だ。本塁カバーに走った藤川は逆転の走者のホームインを見届けると、黙ってベンチへ歩いた。守護神でまさかの逆転サヨナラ負け。万全を期して八回途中から投入した球児が伏兵に捕まった。

　「う～ん。（二死を取って）もう一度冷静にならないといけなかった。（サヨナラ打は）甘くなったけど、振らせにいったボール。早めに追い込んでおきたかったから」

　２－１の九回。一死二塁から荒波にフォークを拾われて右前打。一、三塁で代打・内藤を５球連続の１５０キロ超えで空振り三振に斬った。あと一死で、次打者は捕手の細山田。控え捕手が残っていない横浜は代打を送れず、この打席の前まで打率・２１１だった細山田がそのまま入った。落とし穴が待っていた。

　１球目に荒波に二盗を許して二、三塁。２球目の高めの釣り球が甘く入った。打球が中前へ抜けて２者が生還。今季初の５連勝が逃げていった。

　八回二死一塁、打者・村田からの登板だった。５日のヤクルト戦（京セラＤ）で今季初めて解禁されたイニングをまたいでの投入。２試合続いた影響は「それはない」とキッパリと否定。

　「１球目も高かったから、早く追い込みたかった。自分が作ったピンチだし、三振を取った後なので冷静にならないと」

　わずかな制球ミスから勝負を急いだことが結果的に凶と出た。昨年９月３０日の横浜戦（甲子園）で逆転３ランを浴びた村田は一邪飛に打ち取ったが、九回に暗転。今季３敗目だが、逆転までを許したのは５０試合目で初。逆転サヨナラ負けはプロ初の屈辱だった。

　またも最下位の横浜に…。阪神は２００７年に１０月の横浜スタジアムでの３連敗が響いてＶ逸。以来、終盤の横浜戦はどうしても印象が悪い。５連勝への３度目の挑戦でまた分厚い壁になった。

　「チームに申し訳ない」。最後につぶやいた背番号２２は前を向いた。残り１５試合。これで終わりではない。戦いが続いていくことを誰よりも守護神が分かっている

阪神・マートン２７戦打！虎歴代１位王手

サンケイスポーツ10月9日(日)7時51分配信
　（セ・リーグ、横浜３ｘ－２阪神、１９回戦、阪神９勝８敗２分、８日、横浜）いとも簡単に、鮮やかに打つ日々のヒット。本人の苦労は知らず、周囲はそう見る。六回二死。マートンは、左前に弾き返し、２７試合連続安打を記録した。並んでいた大豊を抜き、単独２位になったが、個人記録より、痛恨の敗戦が重くのしかかった。

　「非常に残念。この時期は毎日、勝たないといけないと思っている。中盤に点を取れなかったことがいけなかった。球児さんはいつも素晴らしいピッチングをしている」

　桧山が持つ球団歴代１位の２８試合連続にリーチ。苦しんだ末にここまで積み重ねてきた。二回先頭の第１打席。２ストライク後の外角スライダーにハーフスイング。判定は空振りで３球三振となった。自身の判断と、かけ離れるジャッジに戸惑った。

　今季はイメージと違うストライクゾーンに神経質になり、調子を崩した時期もあった。それでも、毎試合の反省を怠らず順応した。ここまで打率・３１７、１６５安打はともにリーグトップだ。

　試合前には、前夜（７日）の他球団の結果を気にして、スタンリッジやメッセンジャーに話しかけていた。中日－巨人（ナゴヤＤ）で巨人が０－４から同点に追いついたシーンに触れ「スコアボードを見たら、一気に４点。何が起こったんだ？！」と興奮気味にしゃべり続けた。クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出を争う敵はやはり、その動向が気になる様子だ。

　「最後の打席が残念。何とか塁に出て、点を取りたかった。４連勝のときは、終盤に点を取っていたから」

　九回一死で左飛。ダメ押し点を奪えない攻撃陣の責任を感じた。あと１５戦。Ｍ砲の連続安打記録が続けば、ＣＳ進出の道は残るはずだ。。