- 名前
- 京介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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夢を抱いて-96/もう飲みたくない
2010年05月19日 09:52
「喧嘩でもしたのか?」
「いいえ・・・・・女が」
「おじさんに女?」
「そう」
「不倫?」
「女が・・・・・娘」
「ひよりちゃん、とか?」
「ええ」
「・・・・・村では普通だからなー」
「分かってる。でも・・・・・」
「当事者になると、か?」
「私はもうあの人と暮らせない」
「俺の所に来い。贅沢をしなければ潤子と生活出来る」
「本当に?」
「ああ、このまま家に来ればいい」
「いいの?本当に行っていいの?」
「ああ、一緒に暮らしたいとずっと考えていた」
「明日行っていい?」
「それじゃ俺も今日実家に帰って泊まるから、明日電話して。迎えに行く」
「何処かで待ちあわせていい?」
「身の回りの物だけ持って来ればいい」
「有り難う。明日電話する・・・・・もう一度抱いて」
少し遅くはなったが、女は5時過ぎには家に帰った
居間で雑誌を読んでいるひよりの顔を見られない
「ひより、お父さんは?」
「上の佐藤さんちに行ったよ」
「そう。何時に帰るって?」
「晩御飯までにはって言ってた」
夫婦の部屋に行くと、全ての下着と今着る服を何着かだけ大きなダッフルバックに詰め込んだ
そして郵便局の通帳と印鑑
他には何を?
翌朝は普通に食事をして、二人を見送った
服をみんな持って行こう
そう考えて片っ端から大きなゴミ袋やダンボール箱に詰め込む
そうだ靴が有ったと思い出し、それもみんな詰め込んだ
かなりの量だが彼の車になら詰める・・・・・雄太もワゴン車に乗っていた
二人に宛てた手紙も慌てて書いた
ひよりにはお父さんを頼むと、主人にはただ別れて欲しいとだけ書き、光熱費が落とされる主人名義の通帳と印鑑を一緒にテーブル置く
忘れ物は?化粧品、それにピル
もう飲みたくない・・・・・欲しい、彼の子
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