- 名前
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- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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第十四節 喜信の春
2010年05月06日 09:36
夢を抱いて-83/楽しませて遣れ
佐藤家の二人の子供と二匹の犬は、順調に大きくなっていた
特にファルコンは半年だというのに、体重が20キロを越え、リードを引く力たるや、ひなたでは到底叶わない
日に二度、それに2頭の散歩は面倒だったが、この歳で夢の様な新婚生活を送っている
その佐藤の息子である喜信は、学者肌で至って真面目に見える
初体験も、村の儀式が初めの経験だった
10年前に話を戻そう
結衣の夫である喜信は悩んでいた
16歳の初体験の相手をしてくれた女が妊娠してしまった
その高橋千晶は34歳になっている
実はこれが二度目で、千晶の最初の子も喜信との間で2年前に生まれた
その事はつい最近に聞かされた
千晶は結婚して5年間、夫の学とは子供が出来なかった
「話があるの。大事な話・・・・・」
「参ったなー。それでまた産む?」
「ええ、産みたい・・・・堕すのは身体に悪いし、駄目?」
「中田のおじさんに悪いよ」
「それはいいの。今まで言わなかったけど・・・・実は主人、知っているの」
一人目を生んでからも、夫である学は以前と全く変わらず喜信と接していた
そんな事って、幾ら儀式とは言え有るのだろうか?
「そんなこと・・・・・いや、今度も?」
「いいえ、貴方に一番に言おうと思って、まだ言ってない」
「今度も正直に言うの?」
「もし産んでいいのなら、そうする」
「村長をしていたお爺ちゃんが言ってた・・・・・五体満足に生まれない子が増えて、儀式が始まったって」
「そう、不妊症の女や、種無しの男も増えたのよ」
「近親からだろうな」
「そう思う」
「おじさんがいいなら僕はいいけど」
「よかった。有り難う」
その3年前・・・・・
「あんた、儀式の相手が佐藤さん所のお坊ちゃんになった」
「・・・・・俺の精子は殆ど無いから、これからも出来そうに無い・・・・あそこの家なら丁度いいな」
「ええ、そう思う・・・・・だったら作るわよ」
「ああ、この極上のまんこで楽しませて遣れ」
「もう、そんなこと言って」
と、ここまでの事は勿論、喜信は知らない
村の儀式は、国の政策より確かに役立っている
この村では、子供は村人みんなで面倒をみる
嫡出子の問題など全く無い
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