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桜木の下で

2008年02月27日 01:10

気候も良くなり桜子と表へと出た、川辺りの桜が満開だった、

一本の木の横を通り抜けようとした時、桜子がいきなり座り込み動こうとしない、体調が悪くなったのか顔色も土気色に変わり、体をブルブル震わせた、

俺は急いで連れ帰り休ませた、夜になってようやく落ち着いたのか寝床から起き上がり俺の前に座り何か言い掛けた、

やがて話だした内容は信じられない事だった、

今を遡る事千年前、まだ京都が都だった時、ある村で疫病が流行り人々が倒れていった、

村の長は都で陰陽師を呼び、疫病をおさめようとしたがナカナカおさまらなかった、

ある日陰陽師は言った、

「これはかなりの鬼が関わってる、おさめるには乙女の力が要る」

そこで私に白羽が立ちましたと桜子が話した、
定められた日に私はある桜の木の下に埋められた、

でも千年後に蘇るように印を結ばれあの日がそれだった、

でも一年立つとまた木の下に戻らなければならないとも言った、

あと何ヶ月も生きられない定めが恨めしい、

俺は桜子の定めが哀れでならなかった、
何とかそれを止める方法を探し見付けようと頑張った、

やがてその季節が巡り来た、

俺は現在の陰陽師を探しだし、定めを解けるようにして貰う為、人がたを作りいくつも桜子の周りに置いた、

やがて俺と桜子出会った日、
二人とも部屋に引き篭った、

夜になりまもなく日付が変わろうとした時、いきなり部屋が凄い勢いで揺れ出した


このウラログへのコメント

  • ケイ 2008年02月27日 14:54

    やっぱり、恐いんだぁぁぁ(微)最後の最後は・・・ハッピーエンドになりますように・・・。

  • 姫ちゃん 2008年02月27日 22:32

    ・・・( ̄‐ ̄;)

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