- 名前
- ooji1215
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 兵庫
- 自己紹介
- 癒しと包容力、あんまり大きさにこだわりは無いオッパイ星人ですが何か(*^-^*)ち...
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負けへんで!
2008年02月21日 10:50
旦那さんに紹介された人は、見るからに成金のひひ親父の感じがした、
「あんたかィな、なかなか綺麗な人やな」
「はい、よろしくお願いします」
「品物は現金やで、ちゃんと払えるか?」
「はい、大丈夫です」
「それにしても元気なおネェちゃんやな、頑張りや」
「はい、ありがとございます」
「まぁ、話はそれだけや、こっちに来てお茶でも飲んで行き」
そら来たと咲は思った、しかしそれ以上は何も無かった、衣類、しかも米軍のお下がり、道端で飛ぶ様に売れた、
次に咲は違反品の食糧に手を出した、ある日人相の良くない若者が数人が店先にうろつき出し、品物を手に取り投げるように返した、その態度に咲はムカついた、
「ちょっと、あんた、それ売り物やからもっと丁寧に扱ってや」
それにムカついたのか、若者の一人がかみつき咲を睨んだ、
それから彼等の嫌がらせが続き、売れ行きが悪くなるが、ある日店先でまた若者が因縁をつけ暴れそうな雰囲気になった、
一人の男が若者を押し退け、品物を選び出したが、若者達は男に連れ出されどこかに消えた、
暫くして男だけが店に来て、咲に笑いかけた、良く見るとその男に見覚えがあった、
「すいません、なんや迷惑かけて」
「あっ、ええよ、気にせんでも、昔咲ちゃんによう世話になったから」
良く見ると咲がまだ店に出てた頃のお客さんだった、戦地から帰り仕事を探してたら懐かしい顔を見たから立ち寄ったと言われ咲は嬉しくなった、
さっきの若者はどうしたかと尋ねたら一人だけで話を着けたそうな、少し手荒い事をしたそうな、手は傷だらけで血がにじんでいる、それを手当てする為に家に連れ帰った、
咲は考えた、今の世の中は女一人で道端で商売をするには危険すぎる、
「なぁ、あんた私の仕事を手伝う気は無いかな?ちゃんと給料も払うよ」
「あぁ、ええよ、金さえ貰えば」
それから二人で商売を続けた、
このウラログへのコメント
咲、ちょっと運開いてきたかな? 何処でどう知り合いに会うか、解らないものです。縁ってことかな?
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