- 名前
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- 74歳
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- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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麗かなアムステルダムで家人とデート
2007年09月18日 00:20
昨日に続き麗かな秋の日和で日曜の午後、家人と先月から約束のジャズ・ボサノヴァコンサートに出かけるべく5時前に家を出て金曜と同じくアムステルダムに向かった。
ジャズは大抵一人で聴くものだけどこの宵は軽音楽の趣もあるので久しぶりに家人を誘ったということだ。 このところ互いに色々と憂い事もあったので憂さを幾分か紛らわす意図もあり、子供達に宿題と夕食を各自しっかり済ますよう申し付けて気楽に夫婦でほぼ半年振りの食事と音楽の夕べだった。
8時を少し廻って開演のコンサートに間に合わせるべくどこで夕食を摂るかも考えずぞろぞろと駅に近い世界に名高い欲望の街を歩いた。 その中でここだけはオランダ語と中国語併記の通りである中国人街を覗きながらそのはずれの数百年間公式軽量所だった煉瓦造りの建物の裏側にあるカフェーのテラスで半時間ほど夕食の6時まで時間をつぶした。
カフェーの前にはスーパーマンやバットマン、ドクター”ハンニバル”レクターなどのスケールフィギュアなどを並べたコミックショップにマリファナ、ハッシなどを売るコーヒーショップがあり、そこを白バイ、自転車に乗った警官達が警らする前後を小路から小路へと様々な客を乗せて走るバンコクや東南アジアでもなじみの輪タクがコーヒー、アルコールに加えて許可された麻薬の香りの向こうに見られ、ここは地元と世界各国からの御のぼりさんの交じり合う猥雑な世界である。
アムステルダム駅の左正面、涙の塔といわれる教会の裏側の日本料理屋モリタ屋は居酒屋風食堂といったところでそこに家人の希望で寿司、焼肉を夕食にするべく落ち着いた。 中国人娘の学生をアルバイトに台所を切り盛りするオーナーのオバサンはここを開いて20年、オランダで30年の、懐かしのレーザーディスクでカラオケ映像を流す食堂空間だ。 ここからはしばしば通うジャズ・ハウスに近いということから時々ここで夕食にしており重宝している。 この日は日本で買ってきたというガクトという名の歌い手が戦国の武将に扮したものを配したDVDを見せられたのだがこの歌手のラジオの番組で1,2度その声を聴いただけなので顔をちらりと見られただけではそのイケメン若衆風のその面影はすでに雲散霧消している。
コンサートも終わり終電車までまだ2時間弱もある列車に乗れば一昨日とは違いガランとしていた。 駅から自転車で帰宅する11時半は17度と午後4時の気温とほぼ同じでまだ上着のジャケットだけで充分な秋の入り口だった。
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