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リンブルグのフラーイ(タルト)

2007年09月04日 06:18

マーストリヒトから帰るとき家人が子供たちへの土産といいながら実は自分のためでもあるタルトをそそくさと帰りの車に持ち込んだ。

もともとタルトオランダのあちこちでも普通に売られておりアップルタルトは自宅でも皆作るのであるし日曜のお茶の時間には用意されている。 このベルギーからフランスに続くリンブルグ州のフラーーイ(Vlaai)はことさら皆に好まれる。

豊富な果物を載せて焼いたもので必ずしも甘ったるくないところにも今あちこちで甘いものばかりが目立つ中でその素朴な剛健さにも人気があるのだろう。

それとは別に家人が息子のために「ビールパン」なるものを見つけて何個か買ってきた。 それは何と言うこともない幼児の握った拳骨ぐらいの大きさのライ麦パンなのだが私はそれを聞いたときに、ああ、ビール酵母の助けでパン地を膨らませた少々酸っぱめのパンか、と思ったのだが割って口にしてみると酸っぱくないし上に乗せた曳いたチーズが香ばしく焼けて中には燻製の刻んだベーコンまで入っていて、これはビールつまみビールパンだ、と分かった。

ビールはもともと飲むパン、といわれるくらいにカロリーもあり、これにまだこのパンをつまみにするのではたまらない、と別の機会に取って置いて、フラーイのアンズと桜ん坊のもの一枚をそれぞれ半分に切ってもらって箱に入れてもらっていた。 昨日、夜半に戻るなり家人が桜ん坊の一切れ、私はアンズのフラーイを切り分け、私はビールでそれを口にした。

甘みの強くないこのフラーイを喰っているときに思い出したことがある。 昔、パーティーで或る日本人が(食べ物は)何がいいですか、と勧められて、 Ik wil graag een stukje vlaai.(フラーイを一切れ戴きたい)というところを Ik wil vrij (セックスしたい)といって眉をひそめさせた、というのである。 RとLの発音の誤りでカタカナにすれば多分どちらもフラーイというのだから笑い話なのだが言われた方はどうだったのだろうか。 その気が無くもないのであればその後の展開が興味のあるところである。

私事、Vlaaiが欲しいといって口にした成功率はほぼ95パーセント以上だがIk wil vrij. と口にした性交率は何パーセントぐらいだろうか。 幸いながらまだ頬に女性のビンタを喰らったことはない。

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