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成程話:自分に声かけする
2014年06月25日 22:31
松岡修造氏の心に響く言葉
『思いを言葉にすると脳が活性化し、自分らしい仕事ができるようになる』(松岡修造)
タイガー・ウッズ選手と、幸運にもあるゴルフ大会でいっしょにラウンドしたとき、彼が、プレー中、常に自分に対する声かけをしていたのを見て、驚いたことがあります。
いい球を打てたときには「ナイスショット!」と堂々と自分をほめ、ミスショットをしてしまったときは「ネクストタイム!(次はうまくいくさ)」と自分を明るく励ます。
自分の思いを言葉に出し、自分をどんどん盛り上げていく。
こうした「言語化」が、ウッズ選手の強さを支える秘密の一つなのだと思います。
これと似たようなことは身近にもあります。
たとえば、少年野球の試合などで、監督が選手たちに向かって「もっと声を出せ!」と指示したり、ベンチにいる子供たちに大声で応援させたりしているシーンを、よく目にするでしょう?
あれは、「ナイスプレー!」「ドンマイ!」などと、とにかく自分の思いをワーワー声に出していくうちに、不安や恐れの感情がリセットされていき、気持ちが少しずつラクになるからです。
気持ちがラクになれば緊張もそれほどしなくなり、自分らしいプレーができるようになります。
反対に、黙っていると、モヤモヤした不安や恐れの感情がどんどん膨(ふく)らんでいき、勝てる試合も負けてしまうことがあります。
言葉にして自分に言い聞かせるということは、けっこう重要なことなのです。
それについて、面白い話を聞いたことがあります。
ダイエットの一つの方法として、食事のあと「ああ、おいしかった!」と声に出して言うと効果がある、というのです。
もっと食べたい思っていても、満足感を表す自分の言葉が耳から入って脳に届くと、「満足した」という信号が脳から発せられ、実際に満足してしまうのだそうです。
同じ原理で、睡眠不足の場合にも、朝起きたときに「ああ、よく寝た」と声に出すといいそうです。
脳にはこういうはたらきもあるのですから、みなさんも自分の思いをどんどん言語化してみましょう。
声を出して騒いだり、からだをちょっと動かしたりすれば血流がよくなるので、脳の活性化にとって悪いはずはありません。
机の前に座ったまま黙然としているよりも、仲間と雑談したり散歩しているときのほうが、いろいろなアイデアが浮かびやすいという経験は、みなさんにもあるはずです。
『本気になればすべてが変わる』文芸春秋社
自分で自分を励まし、ほめればほめるほど、どんどん元気や勇気がたまってくるはず。
うまく行ったときは、「よくやった!」「がんばった!」「素晴らしい!」「天才だ!」「最高だ!」と。
ダメなときは、「大丈夫!」、「大丈夫、なんとかなる」、「まだまだ、どっこい!」、「できる!できる!できる!」、「必ずよくなる!」と。
辛い時に、元気がなくなる言葉をいったらますます落ち込むばかり。
辛い状況とは反対の、「ありがとう」「ツイてる!」という言葉も、不思議に自分を励ますことができる。
天の上から見ている神さまになったつもりで、いいときもダメなときも、自分を元気づけたりほめたりすることができたら素敵です。
このデジログへのコメント
にたような感じで
人を励ましてるのに
自分が元気になるときもありますよね
多分同じ原理です
SYUZO-さん:そうですね人を励ますはずが自分が励まされてるってよくあります
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