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成程話:子どものためのルールブック
2013年01月31日 23:43
ロン・クラーク氏の心に響く言葉より
[もしこの学校にきみたちをいじめたり嫌がらせをしたりする子がいたら私に知らせてほしい。私は君達の担任だ。私は君達を守り、世話をする為にここにいる。この学校の誰かが君達をいじめたり不愉快な思いにさせたりすることを私は決して許さない。そのかわりに、君達も何か問題が起きた時にはそれを自分で解決しようとしないで、私に任せてほしい](ルール43)
例えば、ハーレムの小学校で教えていた時、私のクラスのジェレミーという名の男の子がマークに悪口をいいふらされていると訴えてきたことがある。
そこで私は休み時間にジェレミーを連れてマークのクラスに行き、彼を廊下に呼び出した。
まず私がジェレミーから聞いたことをマークに話し、その上でマークの話を聞いた。
マークは間違ったことは何もしていないといったが、私の反応はいずれにせよ同じだった。
片方の眉を上げ、できるだけ厳しい表情でマークの目を覗き込み、歯を食いしばったままでこういったのだ…[あのね、過去に何があったかなかったかはどうでもいいんだ。大事なのは同じようなことがこれから先二度と起きないということなんだよ。いいかい、私は君の担任じゃない。だけど、今ここではっきりいっておく。君、ここに立っているこの子が見えるね?この子は私のクラスの子供だ。今後君はこの子をからかってはいけないし、いじめてもいけない。もしそれが守られなければ、君は私と対決することになる。わかったかな?]
次に私はジェレミーの方を向き、同じように、マークに余計なちょっかいを出してはいけないと話して聞かせた。
万が一、ジェレミーがマークにちょっかいを出すようなことがあれば、その時には彼もまた私と対決することになると。
当事者の双方に話して聞かせることによって、どちらかが不公平な扱いを受けたという気持になることがないばかりか、両方が同じだけの罰を受けたような状態にできる。
兎に角、私としては自分のクラスの子供の肩をもっているだけと思われたくなかったし、ジェレミーが自分のことさえ解決できない子供と思われるのも嫌だった。
その後、マークとジェレミーの間には二度と問題は起きなかった。
大人からそういう形で支えて貰えるというのは子供にはとても意味のあることで、それが大人への信頼感に繋がる。
『あたりまえだけど、とても大切なこと 子どものためのルールブック』草思社
ロン・クラーク氏は1995年からアメリカの小学校教師となり、学習や行動に問題をかかえる生徒の多い学校、中でもハーレムの底辺校から優秀児を輩出し、目覚しい成果をあげる。2000年、28歳の時に[全米最優秀教師賞]を受賞。毎年受けもちの生徒に教えるルールを纏めた本『あたりまえだけど、とても大切なこと』(草思社)は全米で大ベストセラーに。
子供が守らなければならないルールには[大人の質問には礼儀正しく答えよう][相手の目を見て話そう][誰かが素晴らしいことをしたら拍手をしよう][勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない][何かを貰ったら3秒以内にお礼をいおう][貰ったプレゼントに文句をいわない][意外な親切で吃驚させよう][人の成績をいいふらさない][授業中は許可なく席をたたない][先生に挨拶しよう][次の人の為にドアを押さえていよう][お世話になった人にはお礼をいおう]…他。
これらのルールを破った時には罰がある。
最初はその破った子供の名前を黒板に書く。二度目には違反切符を渡す。そして、ルール破りするたびに違反切符が増え、罰は重くなっていき、保護者も巻き込んでの対応となる。勿論よくできた時は褒美を与えるのは言うまでもない。
いじめへの対処や躾の問題は日本だろうがアメリカだろうが同じ。日本では自主性や自由のことを重要視する人は多いが、逆に規律や強制ということはないがしろにされがち。でも、社会生活を送る上では規律やそれに伴う強制は絶対に必要。そして、そのルールをしっかり守らせるには大人の関与がどうしても必要となり、同時に[子供を守る]ことは大人しかできないこと
このデジログへのコメント
人と人の間を取り持つ為に決まり、ルール、エチケットがあって
それをしっかり教えていくのが大人…ですね
りぶらさん:ですね!最近はその大人も変な人が目立つけれど
自立って「自らを律すること」それができないのに、自立や自由を主張する人が多いって思う。大人も含めてね
nonjiroさん:そうですね。私がそんなタイプです
実は、ぼくもそうなんです(笑)すんません…
nonjiroさん:あららお仲間さんでしたか
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