- 名前
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ネットの素敵話:成人の日のお話
2013年01月12日 23:34
今日、明日、明後日と成人式が各地で行われますね♪
新成人の皆様めでとうございます<(_ _)>ということで、実際にあった成人の日のお話。
成人式の日、それは美容室にとって、大いに気合いが入る日。
その年の成人式も夜中の午前2時からお客様を迎え入れ、リポD飲んで気合いを入れてから、手を休める事なく仕事をしました。
ようやくその日最後のお客様となり、成人式ヘアーを作っていると、物凄く視線を感じました。
その先へチラッと目をやると、その子のお母様が、じ~っと見ているのです。
娘さんのヘアースタイルの出来をチェックしているのかなと思い[よかったら隣で見て下さい。もう落ち着いたのでこちらに座っても大丈夫です。近くの方がよく見えますよ♪]と言い、娘さんの隣に座って貰いました。
暫くすると今度は鼻をすする音が聞こえてきました。
気を使いながら、その音の方をみると、今度は涙をポロポロと流しているではありませんか…
何て言葉をかけていいのか分からなかったけど[本当におめでとうこざいます。ここまで育てるのも大変な御苦労があったことをお察しします]
そして娘さんに[○○ちゃん、これからもお母さんの言うことをちゃんと聞くんだよ!そしてこれからは○○ちゃんが返す番だからね]
そう言い終わるとお母さんの嗚咽がお店の中に響きました。
まずい事を言ってしまったかな?と反省しながら成人式のヘアーと着付けが終わり、その親子はお帰りになりました。
数日後、娘さんが1人でお店にやってきました。
成人式の時のお礼にと菓子折りをもってきて話してくれました。
実はお母様、5年前に余命宣告されていて、医者に言われたのが、もってあと2年…
娘さんが15歳の時なので17歳の頃には旅立っている計算です。
その時お母さんは口癖の様に言っていたそうです。
[あんたが成人するまでは生きていたい!成人式で着物姿が見れたら他には何もいらない!それまでは何としてでも生きたい!]
必死の闘病生活だったそうです。
[だから泣いていたんですね。念願の着物姿が見れて]
すると娘さんが言いました。[それもそうなんですが、もう1つ理由がありまして]
[どうしたの?]
[実は私、口煩く注意してくる母が嫌いで、高校卒業後すぐに就職して引越したんです。それからは殆ど連絡も取らず、好き勝手やっていました。だから本当は成人式も出ないつもりでした]
[じゃあ何で成人式に出たの?]
[20歳の誕生日の時母から手紙が来たんです。その手紙には<有り難う>って書かれていました。2年間、病気で大変な母をほったらかし、殆ど連絡も取らない私に対して母は<もうそろそろお迎えがくるかもしれないそうです。だから最期に言っておきたくて、私の元へ生まれてきてくれて有り難う。会えなくても私は毎日貴方を思っていて幸せでした。本当に有り難う>私は自分が情けなくなって、すぐに電話をしました。<成人式の準備しといてよね!それまでに死んじゃダメだよ>泣きながら話していました]
[お母さん素敵だね。大切にしなよっ!]
そう言った僕も泣いていました…
どれ程その日を待ちわびただろう。どれ程嬉しかっただろう。どれ程頑張ったのだろう。想像しただけでじぃんときます
このデジログへのコメント
毎年、親に恩返しって思うのだけど・・・
去年と同じ事言っている自分を思って情けなく思いました(汗
水さん:あらら。すごいことしなくても、ちょっとしたことで何か出来るといいのかもね
思いやりの気持ちがつながり、間に合って本当に良かった。
これから素敵な時間を過ごしてほしいです。
S.ヒロさん:ほんとですね
成人式は大雪だった・・・
足が不自由だったからさらに最悪だった・・・
でも印象に残るな 一生。
ハートフルけんじさん:そうですね親の影響受けること覆いです
ミッキーさん:20歳の成人式は1年に1度しかないからね
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