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鷹の進撃を止めた!
2011年06月04日 08:17
主軸がきっちりタイムリー 阪神、ソフトバンク止めた!
サンケイスポーツ6月3日(金)21時7分配信
主軸がきっちりタイムリー 阪神、ソフトバンク止めた!
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1回、同点適時打を放つ阪神・新井貴=甲子園球場(写真:サンケイスポーツ)
(交流戦、阪神5-3ソフトバンク、3回戦、ソフトバンク2勝1敗、3日、甲子園)阪神は初回、いきなり先制を許したもののすぐに逆転に成功、5-3で勝利し、交流戦負けなしのソフトバンクに初めて土をつけた。ソフトバンクの連勝は10で止まった。
【写真で見る】5回、タイムリーを放つ阪神・ブラゼル
久しぶりに右翼席が息を吹き返した。チャンステーマが響く甲子園。雰囲気を作り上げたのは、やはり「4番」、新井の一振りだった。「チャンスだったので、どんどん積極的に振っていこうと思っていました」
一回、マートンの左前打と平野の捕前犠打で一死二塁。鳥谷が倒れて沈みかけた右翼席を、背番号「25」が一気によみがえらせた。果敢な初球攻撃で、低めの直球を右前へ。4試合ぶりの打点は貴重な1点をもたらした。20イニング無得点中。交流戦無敗のソフトバンク相手に簡単に流れを渡したらお終い。先制された直後の同点打は、一塁ベンチを勇気づけた。
今季は外国人の先発投手相手に7戦7敗と大苦戦している。その上、ソフトバンクの先発・ホールトンは6連勝中で防御率1点台と絶好調。得点を奪うのは至難の業だが、主砲の一振りが攻撃のリズムを生んだ。二回も先頭の金本が右前打。城島が四球でつなぐと、柴田の犠打が内野安打となって無死満塁。ここで、投手の岩田が初球を中前へ適時打を放ち、あっという間に勝ち越し。さらに1点を追加した。
前のカードは日本ハムに2試合連続の完封負けを喫し、交流戦は12試合でたった18得点。それでも真弓監督は「戦い方は悪くなかった。個々に状態を上げてもらうしかない」と我慢をつらぬいた。帰阪した前日2日、城島が「こういう状況だからこそ、打つ方も守る方も自分の持ち場をしっかりやることが重要。駒が駒の動きをしないと、監督が手詰まりになる」と呼応すれば、金本は休日返上で練習。各自が使命を自覚して本拠地に戻った。
打線で最も信頼される男が最初のチャンスをものにすると、五回にはクリーンアップ3人で追加点を奪った。先頭の鳥谷が四球で出塁すると、新井との鮮やかなランエンドヒット。左前打で無死一、三塁として、ブラゼルが左越えに適時打を放った。
「辛抱強くやっていくしかない」ナインの気持ちを代弁していた新井が、思いを形にした。2けた借金を阻止して連敗は2でストップ。まだ決して本調子とは呼べないが、これ以上眠っている場合ではない。
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