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碧い瞳のアンティークドール 1話

2009年02月01日 23:55

【はじまり】

私が生まれた日

「やっと…やっと出来た…」
私を見つめながら泣いている

私は今日うまれた
人形職人のこの人の手によって

美しく透き通る碧い瞳
陶磁器のような白い肌
溜め息が漏れそうな豪華なドレス

鏡に映し出された私はとても美しい

だから、優しくニッコリ笑う

「もうじき、お前の新しいご主人様が迎えに来るよ」

そう言いながら栗色の髪を丁寧にとかし、綺麗な箱に入れられた

こうして私は、最初のご主人様に買われていった。

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