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碧い瞳のアンティークドール 13話

2009年02月16日 07:23

お金持ち結婚すれば苦労しなくても暮らしていける

だから、とりあえず子供を親戚の家の前に捨てた

だけどベラは捨てたとは思っていない

そこからベラの考えは間違っていた

もし、見つけてもらえなかったら?

直ぐに見つけてもらえたから、赤ちゃんは助かった…‥

オバカサンなベラ

子供を何だと思っていたんだろう…‥

今更後悔しても遅いのよ

本当に我が子を愛していたのなら、他の選択もあったはず…‥

ベラは大人になれない子供…‥

まるで玩具を欲しがる子供のように、毎日泣いていた

そんなベラの姿が私の碧い瞳にしっかりと焼き付いた

ベラは私を抱いて、公園に来ていた

「ほら、見て…‥あの子が私の子供…可愛いでしょ?」

無邪気に砂場で遊ぶ女の子

その隣で笑っていたのは、多分あの女性
優しい笑顔は本当のママのようだった

それをただじっと見つめるベラ

「私に似て可愛いわ…あの人は家に帰って来ない…私は寂しくて死んでしまいそう…」

そう…ベラは自分が寂しいから

だけどねベラ、本当のママなら…‥

可愛いと言うよりも先に、大きくなったと言うんじゃないかしら

我が子の成長した姿を喜ぶのがママじゃないの?

子供はアクセサリーじゃない

寂しさを紛らわすペットでもない

その事に気付かない…‥

だから私にもすぐ飽きてまた売ってしまった

本当の親子じゃなくても、ずっとママらしい女性

本当のママなのに母親になりきれないベラ

早くそれに気付いて欲しい

そして…‥

二度と同じ過ちをおかしてほしくないと思ったの…‥

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