美味しい薬膳レシピ

今日は、今日も美味しそうなものを用意致しました。　

　　　最終回　副菜

第3章帆立貝柱のおろし和え

大根には、消化を助ける働きがあるとされています。これは現代医学でも同じですね。大根に含まれるジアスターゼという成分が効くのだとか。しかしこのジアスターゼ、熱にはめっぽう弱いらしく、おろしで食べるのが一番効果的なんだそうです。尻尾の部分をおろせば辛みの勝った、頭の部分をおろせば甘みの勝った大根おろしになりますが、どちらでもお好みの部位を使ってください。
帆立貝柱にも、胃の働きを助ける効果があるので、大根おろしと組み合わせたこの料理は、食べすぎた翌日にぴったりの一皿。帆立て貝柱にはからだを潤す「滋陰（じいん）」の効能もあるので、これまた秋こそ積極的にとりたい食材のひとつです。

（材料　2人分）

大根 　　　　　　　　1/2本
大根の茎 　　　　　　適量
帆立貝柱（刺身用） 4個
レモンの絞り汁 　　　1/4個分
しょうゆ 　　　　　　 少々

　（作り方）

1.大根はおろして水けをきる。大根の茎は細かく刻んで軽く塩（分量外）でもんで水で洗い、水けをきる。
2.帆立貝柱は1個を4～5枚にスライスし、熱湯にさっとくぐらせて冷水にとり、水けをきる。
3.ボウルに、1の大根おろし、レモンの絞り汁、2を入れて軽く混ぜ合わせたら、器に盛って1の大根の茎を刻んだものを散らす。食べる直前にしょうゆをかける。

　ホタテ好きなんですよ、それに大根おろしって健康に良さそうですね。