あこがれ-10／順子

１３日水曜日、何時もの所で待っていて、後ろに続くとホームに並びます
今日も両方の胸をぴったりと付けていて、勿論両手は私の腰の後ろ。
しかも顔を肩に付け、今日は両手を後ろで組み抱き付いています
鼓動が速いのが直に伝わって来て呼吸も速い
護国寺に着くと、顔を見詰めて降りて行きました
後姿はお尻がキュッと上がり良いスタイルで、足も長くて綺麗


昼休みの携帯
この音はまた第一グループ、順子
「晩ご飯のご予定は？」
オークラの　「バロン」　に６時に着きましたが、
ここは私のお気に入りの一軒
ワインの種類が多く、タバコを気兼ねなく吸える数少ない店です
チーズとサラダで赤ワインを先に飲んでいると、
３０分も遅れてやって来ました
「ご免なさい。　遅れてしまって」
グラスに冷えたワインを注いでやると、
私のグラスにチンと当て一口
「旦那は？」
「今日からニューヨークに１０日間」
８時に「エポック」に移りご飯
取って置いた部屋に入り、朝まで一緒しました



順子とはロスに２年間滞在している時、
クラブで知り合った仲です
会社が法人会員で毎週のようにスカッシュとテニス、
マシンとプールと通い
そんなある日、スカッシュを二人でしたのがきっかけでした
以前からテニスのコートでは何回か見ており、
いい女だと目は付けていました
テニスはそこそこ上手かったのですが、
スカッシュはてんで駄目
ルールから教える羽目に
手取り足取りしている内に、身体が触れ合います

仲良くなる近道、それは
　　スキンシップ
彼女は汗びっしょりで、ウェアが身体にピッタリ


「良い身体しているね」
　と近づいた時に囁くと
「有り難う。　貴方も」
　と小さい声で答えます
これでシグナルの交換OK
「シャワーの後、駐車場で待っている」
　と言うとオーケーと口だけ動かしました
待つこと３０分、やっと出て来た
「あとから付いて来て」
　とだけ言うと、大きなショッピングモールの駐車場
そこで私の車に乗りモーテルへ