- 名前
- シュリ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 特になし
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シュリさんの02月のデジログ一覧
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2009年02月24日 09:01
瞳を…開ける? 私は言われた通りに、そっと瞳をひらいたの 「…アンナ」 「ルル…私の大切なお友達」 そう 私の大好きな名前 ルル…‥ 「もう、いつまで寝てるの?早く遊びましょ」 「えっ?」 私…... 続きを読む
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2009年02月23日 09:13
醜い人達…‥ そして夜中に女の子が私を物置から出してくれた そして、真っ暗な家の中…私を抱いて連れていってくれた場所は… そう…‥ おばあ様の棺の前 女の子は小さな手で棺を開けた そして私をおば... 続きを読む
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2009年02月22日 09:17
そしてまた次の日… 家族に止められながら、またやって来たわ 「おばあ様…こんな人形に全財産を注ぎ込むなんて馬鹿げてる」 「そうよ…私達は今まで何の為に…」 「おい」 「あっ…‥」 「いいんだよ…... 続きを読む
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2009年02月21日 08:37
だけど、次の日もまた 次の日も…‥ 女の子は私をじっと見つめていたの その澄んだ瞳は遠い昔にも見た事がある だけど、まさか…‥そんな事があるはずはない それから毎日 女の子はママが来るまで私を見... 続きを読む
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2009年02月20日 08:16
【最後のご主人様】 長い刻を経て 貴女のもとへ…‥ もう…疲れちゃったの いろんな人生を見すぎてしまったせいね 楽しい人生もあれば悲しい人生もあったわ 忘れたくても忘れられない 私の碧い瞳にしっ... 続きを読む
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2009年02月19日 00:25
そう…ルネにはパパとの約束があったから 「ママ…‥」 「まだ起きてたの…早く寝なさい」 「ママ…パパからの伝言があるんだ」 「お前…まだそんな事を!こんな時にふざけないで!」 「叩くなら叩いても... 続きを読む
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2009年02月18日 07:17
だけど、私は人形…真実を告げただけのルネが酷く叱られているのを、ただ黙って見ているしかなかった 私と同じ瞳をもったルネ 真実を告げて叱られ、悲しそうに泣いていた そんな姿が私の碧い瞳にしっかりと... 続きを読む
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2009年02月17日 07:46
【七人目のご主人様】 ルネ 不思議な力を持ったばかりに 寂しい思いをしていたわね 「妹の出産祝いは、この人形にするわ」 私を見つめながら笑う 「だけど、男の子だろ?」 「でも、気に入ったから」 ... 続きを読む
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2009年02月16日 07:23
お金持ちと結婚すれば苦労しなくても暮らしていける だから、とりあえず子供を親戚の家の前に捨てた だけどベラは捨てたとは思っていない そこからベラの考えは間違っていた もし、見つけてもらえなかった... 続きを読む
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2009年02月15日 00:24
【六人目のご主人様】 ベラ 捨ててしまったものは もう取り返せない 雪の日に、私を見つめる裕福そうな女性 「この子ならきっと、気に入ってくれるわ」 そう言って、その女性は、私を迷う事なく買った ... 続きを読む
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2009年02月14日 06:19
雨の日も 体を壊している時も毎日、毎日…‥ そして、長い辛い戦争が終わった 戦争が終わっても帰らない息子を待ち続けるママ 雪のようなセーターは少し汚れてきた だって…‥ 戦争が終わってから2度目... 続きを読む
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2009年02月13日 06:38
【五人目のご主人様】 マリー とても可愛いがってくれた だけど…‥ 「今日も帰らなかったねぇ…‥」 私を抱いて、家から町へ続く一本道をいつまでも見つめていた 私を買った人はマリーの息子 戦争とか... 続きを読む
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2009年02月12日 05:28
「だけど内緒よ?」 そう言って、私の唇に小さな人差し指をつけて「しぃー」ね、と笑った その天使のような可愛い笑顔が私の碧い瞳にしっかりと焼き付いた レベッカの治療費はとても高かったから、パパとマ... 続きを読む
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2009年02月11日 01:01
【四人目のご主人様】 レベッカ 私は何もしてあげられなかった 貴女は幸せだった? 雪の中、ずっと佇み私を見ている人がいた 傘もささずに ただ、私を見つめていた 何度も値段を見ながら溜め息をつく ... 続きを読む
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2009年02月10日 00:41
でも、二人には赤ちゃんがもうすぐやってくる だからパパ…‥ 私は喜んで売られるわ いつまでも一緒に居なければいけないのは、私ではないもの… きっと数年後には本当の子供の髪をママが優しくとかしてい... 続きを読む
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2009年02月09日 07:20
【三人目のご主人様】 ユリア いつまでも一緒だって言ってくれたのに…‥ ガラスケース越しに私を見つめるカップル 手を繋ぎながら、私を見つめていた 「やっぱり、この子がいいわ」 「そうだね、僕もそ... 続きを読む
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2009年02月08日 07:06
エイダの顔は、優しい顔だった 「意地悪してごめんね」 そう言って、優しく撫でてくれた 私も嬉しかった でも、やはり幸福は続かなかったの 久しぶりに戻ってきたパパ…‥ 家中、お金になるものを探し回... 続きを読む
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2009年02月07日 00:25
【二人目のご主人様】 エイダ エイダは私の事が 嫌い…‥ 私は毎日、アンナの事を思い出していた 綺麗なガラスケースに入れられ、道行く人の中にアンナを捜した 立ち止まり、硝子越しに私を見ながら溜め... 続きを読む
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2009年02月06日 09:00
今でもその時のアンナの顔は忘れられないわ… 「アンナ…許しておくれ…パパはお友達を信じたばかりに…会社を無くしてしまったんだ…」 アンナにはよくわからなかったみたいだったけど、私には理解出来たの... 続きを読む
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2009年02月02日 01:27
【一人目のご主人様】 アンナ とても優しい女の子だったわ…‥ 「パパ~!お帰りなさい」 「ただいま、ほら誕生日プレゼントだよ」 「嬉しい!開けてもいい?」 「勿論だよ」 箱の外から、話し声が聞こ... 続きを読む
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2009年02月01日 23:55
【はじまり】 私が生まれた日 「やっと…やっと出来た…」 私を見つめながら泣いている 私は今日うまれた 人形職人のこの人の手によって 美しく透き通る碧い瞳 陶磁器のような白い肌 溜め息が漏れそう... 続きを読む