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青藤の若木を移植する

2007年07月22日 12:03

青藤の若木を移植する

昼過ぎて家人が私の寝床に来て、下にプレゼントが届いているから降りてらっしゃい、というのでまた日本から小包が届いたかとパジャマのままで居間の中を見回していると子供たちが’、庭だよ、起きぬけのパパの仕事、といってニタニタしている。

庭に出ると青空の光のもと、庭の隅にプラスチックの鉢に入った1mほどの青藤の若木が置かれている。 自分で植えろという現物支給、作業は自分で、というプレゼントなのだろう。 父の日プレゼントが貧弱だったからこれで1800円ほどの補填だそうだ。

うちの隣近所では青藤は少ない。 今はあちこちで細かなアジサイが白の混じった紅色を見せていてそのうち青から紫色の変わっていくのだろうし、とっくに済んだ木蓮の樹は今は大振りの葉で被われ、その緑の中にぽつぽつと白い花が見られるがこれはあまり目立たない。 もう既に一番目の時期が過ぎたバラは2番目の蕾を付け始めているからあと2,3週間するとまたバラの花が見られるだろう。エトセトラエトセトラ

土曜日、午後の青空マーケットに買い物に出かけ夕食のインドネシア風肉の煮物を作るべく厚鍋の弱火でコトコトと3時間ほど煮込ませている間にいろいろあれこれしたうちの一つがこの青藤の定植だった。

いつだったか裏庭に通じるポーチに絡ませるもの、何がいいだろうか、と私に訪ねられたことがあった。 そのときにぼんやりと、そりゃ青藤じゃないか、と答えたのが今日の「プレゼント」になったのだろう。 肉屋の近くに毎年みごとな青藤のアーケードをつくるところがある。 しかし、それにしてももう100年は経っていようかというものだ。 私はとても100年も待てない。 精々10年と言うところか、待てるのは。 20年はいけるかもしれないが、そのころになるとやっと、少しは見られるような青藤の棚になるかもしれないが、その後はすぐに私はどこかの養老院に収容されることになるか悪く行けばそれまでにこの世から消え去っている、ということにもなりかねない。 そうなる確率は宝くじに当る確率と比べると比べ物にならないほど高い。 どちらかというと外れる確率に近いのではないか。

庭の隅にプラスチックの鉢以上の容積の穴を掘り、掘っているあいだにプラスチックの盥に水を張り植木鉢を沈め吸水させておき、深めに掘った穴にコンポストと庭土を入れ内部にも充分水をしみこませプラスチック植木鉢から取り出した若木の移植を簡単に終えた。

冷えたビールを手にこの若木を眺めながらこの若木が老木になり見事に青藤のアーケードとなるところを一瞬想像したのだがそれですこし鬱陶しくなった。

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