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カンムリカイツブリを見た

2007年07月12日 10:26

カンムリカイツブリを見た

カンムリカイツブリ日常生活で見る鳥のうちでは好きな鳥だ。 その形と家族で生活するその様子からでもある。

オランダ語ではFuut、英語ではRed Crested Grebe、ラテン名はPodicepscristatus、漢字では「冠鳰」だ。

なぜごちゃごちゃといろいろな名前を並べるのかというのには幾つかの理由がある。 ひとつはそれぞれの国によって呼び方が違う、同じ名前でも地域差によって形状が違う、あやふやな覚え方で頭の中に入っていたものがネットで調べるととんでもないものが出てきて何十年もそうと思い込んでいたもがまるで違い赤面冷汗にまみれる経験をしているからこの際、並べて次の機会の戒めにもしようということでもある。

もともと物覚えの悪い上にちゃらんぽらんである。 若い頃から突き詰めて調べるという経験、根性がない。 あれは何かな、ああ、あれに似てるなあ、それじゃ、あれだ、という具合であるから今の時期、ネットで簡便に検索できる装置で日頃その恩恵に浴していて時には溺れそうになることもあるけれど退屈な日常で見聞きする花鳥風月の様子を記す上で思い出されることの確認をしたいという時には有用だ。

カイツブリはよく名前は聞いていたし私の母校の校歌にも「いおのうみ、、、、」と歌われ、それは大阪南部と淡路島の間の海だと聞いたことがあるがそれではイオ、つまりカイツブリが生息するのは海水なのかと思っていたのだがこのイオカイツブリは実家の周りに多くある灌漑用溜池に生息していた水鳥ではないのか。 けれどここでのカンムリカイツブリとは似ても似つかぬ丸みのある水鳥だったようだし群れて生息していたようにも思え特に注意を惹くこともなかった。

私が日頃暮らすオランダの街で見るカンムリカイツブリ公園運河、水路で雄雌の番いだけで見られるし、幼鳥を育てる頃には雌雄が付かず離れず幼鳥を遊ばせ、そのうち潜水夫よろしく細かな泡を水面に浮かばせて水中の獲物をとる訓練をさせる様子が他ののんびりと動き回る水鳥に比べて刺激的でもある。 もっとも私の生活空間では大抵この鳥たちものんびりした期間でしか見ることもなく幼鳥が巣離れをして自分でパートナーを求める頃には何キロか離れた豊かな水場に向かいそこで他の成鳥たちと競い合ってここに戻ってくるのだろう。 テリトリーもあるのだから私の生活空間では幾つもの番を沢山見ることはない。 小市民的な鳥のように見える。 

今日は久しぶりに仕事場に出かけるときに公園で番と幼鳥を見たのだがそのときは遠いのと動きが速かったからシャッターチャンスを逃したものの、その後、仕事場の近くを昼食にパブに向かって歩いているときに小さな運河に若いオスが一羽でのんびり小魚を追っているのを見た。 一般にこの鳥は人を恐れる気配も見せないし背筋を伸ばして水面を過ぎる姿が美しい。 2mほどに近づいたときにカメラに収めたのだがチャンスはいちどだけ、もう一枚と構えたらそのまま又もぐり蒼い水面に泡を残し水底にちいさなスコップを思わせる水かきをひらひら見せて去っていった。

ウィキペディア(Wikipedia)には美しい写真が添えられているが雄の成鳥が両顎にみごとな赤色のひらひらをつけているのが見られないのが残念だ。

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