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掃除道具

2007年04月16日 08:28

ここでいうのは普通の家庭の掃除道具ではない。 我々古式銃射撃愛好家のもちものにまつわる道具のことをいう。


銃には弾薬がなけれはぞれは只の役に立たない鉄と木のかたまりでしかないのだが、弾薬にもいろいろあって、銃の種類にはそれぞれの弾があるのだが同じ銃でも口径が違えば当然弾薬も違ってくるので銃の種類の何倍もの弾薬の種類があることになるのは当然のことだ。

弾を作るのには色々な種類、プロセスがあるのだがそれはいいとして、銃と弾だけがあっても簡単にそれを発射できるとはかぎらない。 活劇で見るような今様の自動ピストルならかんたんなのだけれど、なにせ、われわれは一番新しくても1870年代の銃器であるからそれからその頃の薬莢に入った弾薬を発射するのであれば規定の13発は急げば一分以内に発射してしまえるのかもしれないが、100年、200年戻った古いものならばそんな簡単にいかない。競技中に規定の30分で早い者で10分、1700年ごろの先込め銃を扱うものは必死で急いでも少なくとも25分はかかるというのが大体普通だ。

火薬を込め、それから紙や布切れを挿入して丸い鉛弾を獣脂でサンドイッチにして発射できるようにするまでに既にそのプロセスの過程にそれぞれ見合った道具が幾つか必要になる。 発射してからは再度次の弾を発射させるために銃を掃除しなければならず、これはこの古式銃の条件である旧式の黒色火薬を使わなければならないという制約によってこの火薬から白い煙が大量に発生しそれが煤となり銃器にまとわりつくから掃除の必要が出てくるわけであって、だからそのための道具も幾つか必要不可欠となる。 

だから我々愛好家たちの格好と言えば空港内で女性客室乗務員たちが引っ張って歩いている小型のスーツケース様の物を持ち歩く者が多い。 銃は簡単でも付属の様々なこまごまとした道具が必要になるからだ。 当然予期せぬメカ故障た起こったときに対応できるようにペンチにネジマワシ、小型プラスチックハンマーなども必要になる。 こんなところからはアクション映画の片鱗も期待は出来ないどころかその様子は日曜大工クラブの道具入れというところである。

各自銃が違うからそれぞれ工夫して自分の道具セットが自然とそろうこととなり、競技が始まるまでは日曜大工自慢のやり取りがあちこちで起こりそういう話は競技後もバーでビールを飲み交わしながらも続くことになるのだが、だれも意見の一致をみるのは只一つ、如何に練習、競技後の銃器の掃除が大切かということだ。 日頃この男たちは家事では掃除を担当するようには見えないものの自分の銃器の掃除はかなり真剣に心がけているようだ。

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