- 名前
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- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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JOC with Bert van den Brink
2007年04月13日 09:21
Jazz Orchestra of the Concertgebouw (JOC)
01-04-07, BIM Huis in Amsterdam
Quest; Bertvanden Brink (p, Accordeon)
Conduct & Arr.; Henk Meutgeert
1st Set
1) ??
2) Somewherebetween Songs
3) A Touch (or Attach)
4) Waltz for Debby (B. Evans Medley)
5) ??
6) Giantstep (J.Coltrane)
2nd Set
7) Narsys Nurve (J. Kaaij)
8) Portrait of Jenny
9) Lenny's Pennies (from Penniesfrom Heaven)
10) Lover Come Back To Me
11) Round Midnight
12) Just in Time
月例第一日曜のJOC演奏会に毎月趣向を凝らしたプログラムで今月はどうなるのか知らされないままに来ればこの日はオランダジャズ大賞の一つであるボイ・エドガー賞に決まった「盲目のマエストロ」、ピアノのベルト・ヴァン デン ブリンクがゲストとのこと、嬉しくなった。
このピアニストに関しては贔屓のギター、イェッセ・ヴァン ルラーとデュオをやるというのでわざわざベルギーのアントワープに車を飛ばして、30人ほどの地元ジャズファンの前でお披露目をした時にその演奏に感動してその場で二人に是非CD化して欲しいと希望を託してからだった。 それは二つの楽器で様々な試みが行われ耳がどちらを追おうかと迷い同時にそれぞれの演奏に集中できずに録音再生で確かめてみたいということがあったからでもあった。
2005年10月5日(日) Jessevan Ruller, Bertvanden Brink Duo
Cafe De Hopper in Antwarp in Belgium
2006年2月19日 (日) Jessevan Ruller (Levin )
Bertvanden Brink (Stanwaymid.) at Lantaren in Rotterdam
2006年5月7日(日) Beauforthuis, Austerlitz
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/33848312.html?p=2&pm=l
そして二人のプロジェクトは「探求~デュオ」というタイトルでCD化され、日本でも好評を博し、その後今年の2月か訪日してデュオ・コンサートの機会があったと聞いている。
この夜のJOC定例演奏会ではこのギターを含むフルメンバーで、日本でも知名を得つつある常任ピアノのペーター・ベーツともダブルピアノでバトルの機会も盛り込み受賞の前祝コンサートの感があった。
秋の中国訪問ツアーを前にしてJOCはCD2枚分の録音を準備中で、そのパイロットとしてJOCテナーマン、ジョード・ダイクハイスの2)3)、2年ほど前にギターのクルト・ローズヴィンケルを迎えて自分のカルテットと共にCDを出しているアルト、ソプラノ、クラリネット担当のヨルグ・カーイの6)を間に挟んでの相変わらず贅沢なプログラムである。
このゲストピアノで新しい驚きであったのはアコーデオンを披露したことだ。 夫人の薦めで2年ほど前から試みていたらしいのだが、自身照れもあってか、しがないピアノ弾きの失業対策、街頭で小銭を乞いながら暮らすにはピアノは持ち運べないからといつものジョークで会場を笑わせながらも驚くべき指さばきを駆使して会場を魅了した。 11)ではヨーロッパ、とりわけパリの夜もすがら、といった風情を醸し出し、今までこのようなラウンド・ミッドナイトは思いもつかなく、D・ゴードンが主演した同名のパリも舞台であった映画にはぴったりだと思ったのだ。 これは一聴に値する。
このオーケストラのレパートリーでもある6)は様々なゲストに合わせてその時々でアレンジを変えるもののイントロはこのバンドのカラーを保っている。 この夜はソロ、アンサンブルを交えて熱戦を繰り広げる様でもあった。 火の出るような素早いテンポで二つのピアノの合戦、間に一糸乱れぬオーケストラの長短様々な間奏とピアノバトルでは第二次世界大戦のゼロ戦、グラマンの、もしくはスピットファイアーとメッサーシュミット戦闘機の空中戦の巴戦を見るようだった。 それほど入り組み絡み合いそれぞれの特色を披露するものでジェット戦闘機では味わえぬ小回りの効いたシャープな演奏だった。 実際、マエストロが舞台で語ったところではベーツにはもう20年ほど前に個人レッスンをしたことがありおそろしく上達したことに脅威を感じる、とまた笑いを誘うコメントも出て、それにはベーツからも、口も指も達者な先生だと返しが入り、また会場から爆笑が出るようななごやかなコンサートだった。
JOC
http://www.jazzorchestra.nl/
オランダ・ジャズ・オーガ二ゼーション
http://www.jazzorganisatie.nl/index2.html
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