- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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フォアグラと赤ワイン
2007年04月09日 06:55
桜を眺めながら肉屋に出かけ、さて、晩飯は何にするかと眺めたら主人が、もううちのワイン、契約切れでいままで仕入れていた赤ワイン終わりだよ、というので棚にある最後の3本をかごに入れてそれじゃ、今晩はこの最後の赤ワインをどばどばと放り込んでことこととクスクスのトマトソースにしようと決めた。
もう4,5年ぐらいになるか、ここの主人がヴァカンスで出かけた南西フランスのラングドック・ルーションでいいのを見つけ自分の肉屋の名前をラベルに特別契約と擦り込みハウスワインとして安くて旨いので我が家では料理にも自宅で飲むのにも重宝していた。 さて、この肉屋、これからどうするのかまた別の地方からのものを並べるのかとにかく様子をみてみようと思っているとドルドーニュからフォアグラのテリーヌが入ったんだ、といがぐり頭の小男の肉屋がパックに入ったのを指差すので珍しいものがあるとそれを求めた。 言い訳程度にトリュッフも入ってるけどねかすかには香りがあるよというのでそれじゃついでにフランス流にフィレアメリキャンとあわせてワインのつまみにしようと買い物の後エッチラオッチラ桜の下を家に向かった。
クスクスのソースにどぼどぼとこの赤ワインをいれ煮込んでいる間に庭で新聞を読みながら久しぶりのフォアグラとかすかなトリュッフを楽しんだが、新聞の第一面にはオランダ企業がアメリカ大統領選挙を見越して保守的な共和党にもっとも献金をしているが、それでも抜け目なくヒラリーの場合も見越して遊説に回っていたクリントン経由で共和党にもいくらか貢いでいるというような味気ない話だったのだが、その途中で隣の猫がこの陽気かフォアグラか、何に誘われたのかそろそろと庭のテーブルの上に上がってきてくんくん匂いを嗅ぐのでそっちは避けてワインを飲ませてやろうと向けたらこのお隣さん、禁酒しているのかぷんと鼻先をそむけて白やら黄色に咲き出した草花のほうに跳び去っていった。
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