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成程話:どういう人がおもしろいのか

2015年03月04日 23:50

糸井重里氏の心に響く言葉

ぼくは、ずいぶんたくさんの「対談」をしてきました。
おもしろくなかった「対談」は、ほとんどありません。
ぼくの「対談」の仕事は、テレビ番組などとちがって、週に一度とか決まってるわけじゃないので、「おもしろそうだな」と思った人とだけやるからです。
当たりしか入っていないくじを引いているようなものです。
では、どういう人と「対談」するのがおもしろいのか?
「こういうことかな?」と考えついたのは、話していて
「じぶんが変わることを怖れてない人」。
ことばのキャッチボールをしているうちに、「変わってもいい」と思っている人だと、話がたのしく転がるんですよね。
立場があるせいなのか、他の考えを思いつかないのか、じぶんを変えないと決めている人とは、「対談」にならず、「質疑応答」になってしまいます。
「あらま」とか「まてよ」とか、「うわぁ」とか、こころが揺らいで、新しい思いや考えを探そうとする。
そういう柔らかさのある人が、「対談」をおもしろくしてくれるんですよね。
「そういうおまえはどうなんだ」って?
自信あります、ぼくは変える気満々で、その場にいます。
じぶんが変わることは、たのしみのひとつだと思うのです。

『ぼくの好きなコロッケ。』ほぼ日ブックス


話していておもしろい人は、どこがどう違うのかではなく、どこがどう同じなのかを探す人。
相手との違いを見つければ見つけるほど、心は離れていく。
「同じ」を見つければ、驚いたり、相づちを打ったり、うなずいたり、笑いあったりできる。
つまり、共感できる。
共感できれば、話題がピンポン玉のように飛び交い、言葉のキャッチボールはいつまでも続く。
共感は肯定だが、反発は否定。
そして、共感には包みこみむ優しさと、柔らかさがある。
おもしろい人は…「じぶんが変わることを怖れてない人」
おもしろい人には柔らかさがある。

このデジログへのコメント

  • archer 2015年03月05日 00:01

    糸井さんは、僕が敬愛する吉本隆明のプロデュースやってます。興味があれば、お読みください。

  • ひろsan 2015年03月05日 00:21

    但し、主体性なく感化されてばかりいる人は除く、かな。(笑)
    裏ログにある好奇心に伴う変化が前提かと。

  • SYUZO- 2015年03月05日 01:58

    している話に一貫性を持たせようと思えば
    比較的会話のキャッチボールは上手く行き
    盛り上がりますよ

  • moriougai 2015年03月05日 07:26

    変化を怖れず、楽しもう。
    30過ぎてから、気づきました(笑)。

    良くも悪くも、変化し続けたい。

  • トキオ♪ 2015年03月05日 20:45

    この歳になると自分の考えに頑固な友人も増えつつありますが
    そういう友人とは距離が開いてきました

  • なな♪ 2015年03月06日 00:32

    archerさん:有難うございます♪探してみようかな

  • なな♪ 2015年03月06日 00:34

    ひろsanさん:確かに(笑) 好奇心もだいじですね♪

  • なな♪ 2015年03月06日 00:37

    SYUZO-さん:なるほど。確かに(*^^*)話があちこちにいったら説得力ないですもんね

  • なな♪ 2015年03月06日 00:39

    morioさん:ちょっとしたことでも楽しみを増やしていきたいですね♪

  • kouji 2015年03月06日 16:19

    自分の中にある「自分でない自分」に気付けると楽しいものですが「気付き」のきっかけが相手なのでしょうね

  • なな♪ 2015年03月06日 23:50

    トキオさん:トキオさんは感性が豊かだからなんでしょうね

  • なな♪ 2015年03月07日 00:00

    koujiさん:そうなんでしょうね。自分だけではなかなか

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