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印象的なエッセイ:わたしの願い
2013年11月01日 23:49
大阪府岸和田市の小学6年生、森琴音さん(12)は、3歳のとき事故で心肺停止となった。
一命を取り留めたが、低酸素脳症の重い後遺症で下半身はマヒし、言葉も失った。
その琴音さんのエッセーが心に響きましたので、紹介します。
森琴音「わたしの願い」
わたしはしゃべれない歩けない
口がうまくうごかない
手も足も自分の思ったとおりうごいてくれない
一番つらいのはしゃべれないこと
言いたいことは自分の中にたくさんある
でもうまく伝えることができない
先生やお母さんに文字盤を指でさしながら
ちょっとずつ文ができあがっていく感じ
自分の言いたかったことがやっと言葉になっていく
神様が1日だけ魔法をかけて
しゃべれるようにしてくれたら…
家族といっぱいおしゃべりしたい
学校から帰る車をおりてお母さんに
「ただいま!」って言う
「わたし、しゃべれるよ!」って言う
お母さんびっくりして腰をぬかすだろうな
お父さんとお兄ちゃんに電話して
「琴音だよ!早く、帰ってきて♪」って言う
2人ともとんで帰ってくるかな
家族みんながそろったらみんなでゲームをしながらおしゃべりしたい
お母さんだけはゲームがへたやから負けるやろうな
「まあ、まあ、元気出して」ってわたしが言う
魔法がとける前に
家族みんなに
「おやすみ」って言う
それでじゅうぶん
産経ニュースの記事より
当たり前になっていた自分が恥ずかしいと思いました。歩けることも、喋れることも、おやすみって言えることも、本当に有り難い事だと教えて貰いました。
こうして読んで貰える相手がいることにも感謝♪
このデジログへのコメント
そうですね!当たり前の事に誰もが・・!感謝が足りないですね・・!? 私も!!琴音ちゃんの思いに涙が
霧隠才蔵さん:普段忘れてしまってますよね
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