- 名前
- みんきー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- いい年ですが精神年齢は若いです。 人つき合いは苦手な内気なおじさん(?)です。 仕事...
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旅は道連れ世は情け
2006年10月01日 11:15
30日土曜は、ドイツの田舎町からミュンヘンに戻ってきました。天気は、出るとき小雨、途中雨だったり晴れだったりして、ミュンヘンに昼頃着くと、ミュンヘンはいいお天気でした。
チェックインタイムは2時ということで、荷物を車に置いたまま、地下鉄で市街へ出ることにしました。地下鉄にしたのは、もちろん、市街がよくわらん、という理由の他に、ビールをのみたいからです。
で、さっそく昼飯を食べにミュンヘン一の繁華街「マリエン広場」まで来ました。画像は、その前にある新市庁舎です。適当な時間になると、文字盤の下の人形が動く仕掛けになっています。
でもまあ、すごい人です。渋谷のセンター街ほどひどくない(道路まではみ出て人がいるので)けど、人数的にはそのくらいいそうです。1時を回る頃だったので、そんなには混んでないだろう、と思ったらとんでもない。どの店も外においた席(パラソルとテーブル)までいっぱいになるほど繁盛しています。
名物の白ソーセージがどうしても食べたかったので(一部の店では昼まで)、売っている店までいきました。やっぱりめちゃ込みです。いわゆる合席ですが、場所を確保しました。
もっとも、4人がけテーブルに一人でいたおじさんのテーブルくらいしかなかったので、そこに座りました。おじさんドイツ語でなんかいってます。ヤパンはわかったのでヤァと返事をしましたが、その後のドイツ語さっぱりです。
でも試しに Do youspeak English? (ああ、このフレーズ何度いったことでしょう)というと、Yes ということだったので、混んでて注文もなかなかこないのでお話を始めました。
いろいろ話しました。オクトーバーフェストのことも聞きましたが、おじさんはジモピー(死語)なのであきれている様子でした。また、会社まで(かなりのお年にみえましたが)往復24kmも自転車に乗っているようです。
こっちはビール(Dunkels;黒ビール系)を頼み、英語のメニューをもらったもののやっぱり何だかわからない(white sausage くらいはわかったけど)。 面倒だからガイドブック(歩き方)に乗っている料理の絵を指差すことにして、注文取りにくるのを待ったけど、待てど暮らせど料理の注文はきません。
近くのテーブルに料理を運んできた時、おじさんがドイツ語で「こいつ注文決まったようだからきいたれや」といったらしく(店内はほんとにお客でいっぱいで、きっと注文取るのもおおわらわだったでしょう)、すぐ注文取りにきました。
待望の白ソーセージを頼み、メインはガイドブックの写真から「これかこれ」といったら、「こっちはないけどこっちはある」(ここは英語)で決まり。
白ソーセージがきた時は食べ方を教わりました。ガイドブックに「縦に切る」とあったけど、本当に縦にきります。曲がっているから最初真ん中から真っ二つにしようとしたら、おじさんから「そうじゃなくって」と教わりました。さすがにナイフで一本線では切れませんでしたが、2本線で縦に裂いて、ちょうど魚の開きをつくる要領です。
最後に皮の部分を残せばOKですが、簡単にスッととれました。甘いマスタードをつけて食べて満足です。
おじさんは食べ終わったので、会計してお帰りです。途中で私のビールを指して云々いってましたが、適当に返事してましたが、私は、最後には英語で「お会いできてよかった」といい、先方も握手を求めてきてくれました。数少ない知ってるドイツ語で「アウフビーターゼン(さようなら)」といい、おじさんは席を立ちました。
こういうことがあると、一人旅も悪くないな、と思いました。私が食べ終わる頃、中年のおばちゃんぽいひとが「ここ、いい?」みたいなことを言ってきたのでヤァといいました(私が食べ終わりそうだから選んだのかも?)。会計の時に担当の人から「ビールはさっきのおじさんのおごりだからこれだけ」ということで、初めておじさんがビールを指していたのは正確には「これは私が払うから」ということだと理解しました。
ああ、ちゃんとお礼が言えればもっとよかったのに。つくづくありがたいと思いました。こういうことは一人旅でないと味わえません。
で、オクトーバフェストです。遊園地と各ビール会社が用意したビアガーデンが公園一面に並んだものです。土曜の午後のせいか、センター街並に混んでます。ちなみにトラバした28日のログにあるハート型のおかしは、フェストの会場でもっと大きなハート型のを売っていて、どうも「Ilove you」的メッセージが書いてあって、それを女性が首からぶら下げているようでした。
一種の男性版バレンタイン土産みたいなものでしょう。ビアガーデンもすごい盛り上がりであちこちから歌が聞こえます。恋人同士で、遊園地で遊び(絶叫系からメリーゴーランド系までなんでもあり。ジェットコースターも観覧車もありました)、「予約した」ビアガーデンで祝杯でもあげれば完璧なデートコースです。
家族連れでも遊園地パートと屋台の(というか即席の)お菓子屋や食い物屋、みやげ物屋を見物すれば楽しいこと間違いありません(ただ、乗り物に乗るのにかなり待つかも)。
ここまではいい点ですが、私は会場を一回りしただけで帰ってきてしまいました。というのも、道には1リットルジョッキが落ちていたり、それを蹴飛ばしたり落としたりした破片がごろごろしてます。また、多くのビール会社が大きなビアガーデンで1リットルジョッキでビールを売っているということは、汚い話ですが、入れば出るわけです。トイレは簡易トイレもたくさんあり、普通の?トイレも行列です。
せっかく来たからフェストの Tシャツくらい買おうかと値段を見たら1枚15ユーロというので、これも問題外。
要するに、家族連れ、恋人の遊び場か、呑み助どもの巨大な溜まり場です。私には狂ってるとしか思えません。その位規模は大きいです。話のタネに一度いくのはいいと思います。
うちの上司は一人でビアガーデンに入って1リットルジョッキをもってテーブルの上に乗って乾杯!とやったら見事にジョッキが壊れた、とか、気がついたら空のジョッキを両手にもって郊外の駅で立ちすくんでいたので、近所のおばさんに英語で帰り方を教わった、とか武勇伝を披露してましたが、ま、そのくらいお祭好きか酒飲みかでないとやってられませんね。
平日の昼、ビアガーデンがそんなに混んでない時なら、それも楽しいかもしれませんが、週末にいくもんじゃありません。行くなら、ビール好きの団体で(ビアガーデンに入るまでいくらでもまつ覚悟か、あらかじめ予約をいれるかして)行くべきです。
イタリア語っぽいのもよく耳にしましたが、お祭好きなイタリア人ならこのフェストを見逃すはずはない、というのもよくわかりました。
市街の中心にもどり、いくつかのショップを冷やかしたり、買物したりして(博物館見物は明日に残して起きました)、夕方5時に市庁舎の時計の仕掛けが動くのをみました。その後、ちょっとデパートなんぞを冷やかして(いろんなものを売ってて面白いし、値段をみてびっくり、なんてのも;詳細は省略します)ちょっと早いけど、夕食をとることにしました。
ガイドブックの店屋はどこも人で溢れかえってます。最初の店ではビールを1杯飲んで帰りました(3.5ユーロ)。次に目をつけていた店はあまりにも人で溢れかえっていたのでやめました。
でもこのままホテルで晩飯というのも気が利かないので、別の店に行って見ましたがやはり人で溢れかえってます。仕方ないのであきらめて店の人に「アイン」(一人)といったら外の席に案内してくれました。再び合席です。となりのにいちゃんがもう帰るところだったのですが、英語で話しかけてきてくれました。
オーストリアからきたそうです。ぼく日本の東京、とだけ話して「じゃあね」とすぐ席を立ちました。
反対の隣にアジア系の人がいたので、Do youspeak English? とやったら一人が Yes で、中国の青島から来たと言っていました。
かなりあちこち世界中をまわっているようです。仕事?ってきいたら半分仕事、ってお茶目な答が返ってきました。
この後はポーランドへ寄ってベルリンにも行くようです。会社はお金持ちらしく5つ星ホテルなんぞに普通に泊まるようです。
うう、お金持ちの企業がうらやましい。青島にもそんな会社があるんだなぁ、と驚きました。
一人の人は東京や大阪にも行ったことがあるといってました。東京の物価は高いだろう、といったら「最近はそれほどでも」ということでした。
そのうち、その二人連れの中国人もお帰りになり、すぐさま、今度は別の3人組がその席と私の前の開いている席に座りました。
ドイツ人ですが、英語を話す人がいたので、また話をすると、ケルンの近くの町からフェストに来た、ということでした。
「ホテル高いけど、どうしてるの」みたいなことを聞いたらなんと「今日12時の列車で帰る」といってました。ミュンヘンから列車で5時間かかるそうです。
12時ってことは寝台車(sleeping car)?と聞いたら、「いや、飲む」とか言ってたので、すかさず「それじゃ5時間は飲めるね」と答えたら喜んでました。
今度は私が席を立つ番で「じゃあ、よい旅を」といって、別れました。
一人旅でないと、どうしても相棒と日本語で話ばかりしているので、こういうのも悪くないな、と思いました。まさに「旅は道連れ、世は情け」を経験した1日でした。
ここまでで、昼からビールを4杯(合計 1.5-2リットルくらい?)飲んでいるので(夕食に再び Dunkels を調子に乗って2杯飲みました)、大分酔いました。
夜9時に市庁舎の時計が別の仕掛けをする(子供がおやすみの挨拶をする)のをみようと思ってましたが、とてもそれまで持ちそうにありません。
さっさと地下鉄に乗りホテルに帰ることにしました。
地下鉄の出口を間違えて反対の道にいってしまいましたが、そこは GPS の威力で、よっぱらいでも「あれ?方向ちゃうじゃん」くらいはわかったので、なんとかホテルにたどり着きました。
ビールの酔い+目の前のベッド=おやすみなさい、というわけで、即寝。夜9時ごろから寝てしまいおかげで、夜中2時半に目が覚め、このログを書いています。
一言でいうと、「オクトーバーフェストはきちがい祭。一人旅での合席は思ったより楽しい」という1日でした(今日は土曜。機械をミュンヘンまで運んだ時点で仕事終了なので、仕事をさぼったわけではありませんよ)。
明日はミュンヘンの美術館を巡って、夕方、いよいよ空港で仕事仲間と再会する予定です。
その仕事仲間は今頃飛行機の中のはず(ボスの上司以外;直行便のエコノミーがとれず、フランクフルト経由です)。上司はビジネスにしたので、ミュンヘン直行便。今頃は成田か、成田に着く直前でしょう。イタリアはナポリのレンタカーは上司のセカンドドライバーになる予定なので、無事みんなと出会えますように。
明日以降は団体行動の肉体労働なので、長いログはかけないかもしれませんし、ログ自体書く時間がないかもしれませんので、あらかじめお断りしておきます。
ただ、こっちの時間で8日(日)以降は、一人の時間がとれるので、ログを書きにくるかもしれません。
意外と書くのが好きな自分を発見して(まったく読み手のことを考えていないとも言う)びっくりしている今日この頃です☆
このデジログへのコメント
一人旅だと周りが良く観察できますよね。
私も一人旅したことあります。自分のペースで回れて満足でした♪
一人旅ってそういう思いがけない人達との出会いがイイよね!凄く思い出になる!しかし毎回ログ感心するワ!
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