- 名前
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- いい年ですが精神年齢は若いです。 人つき合いは苦手な内気なおじさん(?)です。 仕事...
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ドイツ鉄道とバスの旅
2006年09月30日 06:14
愛読者?(いるのかな?)の方はご存知の通り、現在私はドイツの田舎町にいます。
ここの会社で自分の会社で使っている機械の調整(ピアノの調律みたいなもの)をやってもらっています。
昨日の話では29日(現地時間)の朝には終わっているような感じで、朝8時半に来いや、というので、8時20分に着いた私は(道を間違えるかもしれないと思ったら間違えませんでした)、5分ほど車内で時間をつぶして、5分前に会社に行きました。
担当の人、見つかりません。受付の人から、コーヒーでもどう?ときかれましたが、朝ホテルで欲張ってカップ2杯飲んだばかりです。なので水を頼みました。ドイツで頼む水はデフォルトで炭酸入りです。おいしく1本いただいて、担当の方が来ました。
でも、調整はまだ終わってないようです。調整担当の人もまだ来てないようです。
ああ、昨日のうちに、今日の8時半にすべてがすんだら、有名な(って一部の観光客にですけど)ロマンチック街道の終点にあるノイシュバンシュタイン城に行こうとドイツ鉄道のウェブで調べてあったのです。ここの駅を9時半か11時前に出れば、フュッセンという町に1時前か2時前に着く、ということになっています。途中際どいバスの乗換えがあるのですが、フュッセンは大きな都市だし、ウェブに乗るくらいだから、観光客も多いだろう、と思ったのであまり心配してませんでした。
ただ、調整担当の人を探しているうちに無駄に時間が過ぎ、営業の人から「問題ないと聞いているけど、まだテストしたいと言ってるから、終わったらホテルに届けてもいいけど。もちろん、終わるまでいて自分でチェックしてもいいよ」といわれました。
仕事で来ている以上、残って見届けるべきなのはわかってますが、ここはドイツ人を信用して「じゃ、ホテルまで出前してください」といいました(どうか会社の人がみてませんように)。
というわけで、9時過ぎにその会社を出て、一旦ホテルへ戻って車を置き、そこから歩いて駅へ行きました。ここから先は面白いことてんこ盛りです。話せば長くなりますし、人が聞いたら面白い話もあります(自分にとっては面白くない話ですけど)が、全部話すと大変なのでダイジェストだけ。
まず、9時半ごろ駅に着き、切符を買おうと思ったら長い列。自販機で目的地まで買おうと思ったらこれが目的地が見つかりません >_< (目的地は国境を越えたオーストリアの駅です)。
で、窓口で切符を買ってホームに行ったら列車は行った後。よーく自販機をみると目的地がありました。悲しい気持ちがしつつ、次の11時前のに変更してもらいました。こちらは目的地はドイツ国内です。いずれもフュッセンに行くのに、バスを使います。
とにかく1時間町を見物してから出かけました。鉄道でもトラブルがありましたが、親切な人のおかげで乗り越え、なんとか鉄道の目的地に着きました。フュッセンという観光地行きのバスがでるのだから賑わっているのかと思ったら大間違い。無人駅です。降りるにはあらかじめ運ちゃんに「ここで降ろして」といわないといけない、と案内にありました。
でも、ドイツ鉄道のウェブによれば、バスターミナルみたいなのがある、とのことでしたが、全くそれらしきものがありません(カフェが1つあるだけ)。
たまたま通りかかった人に英語でバス乗り場どこ?と聞いたら「そこ」と見事なバス停を教えられました。その人は外国人が英語でそんなことをきくから行き先がフュッセンではないか、と機転をきかせてくれて「でもフュッセン行きは道路の反対」と教えてくれている時ちょうどフュッセン行きのバスが通りかかりました。
あわてて運ちゃんにわかるように手を振ったら、止まってくれて、通りかかった人に「ダンケ」といってバスに乗れました。
ウェブでの接続5分、なんて、信用しちゃいけません。あれは地元民用の「乗り換え案内」であって、外国人用じゃありません。せめて英語にした時に外国人でもわかるようにしてくれればいいのに、なんて愚痴りたくなりましたが、とにかく無事フュッセンに着きました。
この先は大したトラブルもなく、ほんとに駆け足でしたが、ノイシュバンシュタイン城がみられて満足しました。
この城にはいろいろないわくがありますが、私が書くよりググった方がよりくわしくわかるでしょう。
で、帰りです。バスから列車へ5分乗り継ぎがあります。心配なので、観光案内所で「このスケジュールで大丈夫?」と聞いたら「今なら、それより15分早く出るバスに間に合うからそれに乗れば、20分の乗り継ぎで余裕だよ」と教わりました。
まさかそんな田舎で同じ方面へ15分間隔でバスがあるとは思いませんでした(この時間だけ特殊だったようで、バスの番号も普通は2桁なのに4桁でした)。プロンテン・リエドというところは大きな町で、駅の隣がバスターミナルでした。そして、そこの駅のおじさんは Do youspeak English? に対して
ナインではなく、alittle bit といってくれました。こういう時は、どうせこっちも alittle bit なのですから、すかさず英語で話をします。
おかげで、田舎町の駅より簡単に切符が買えました。問題は、田舎町の隣の駅で8時頃から40分待たなくてはならないことです。
寒かったけど、夜9時に元の田舎町に帰ってきました。ミュンヘンだと夜中までお店が開いてますが、さすが田舎町、どこもかしこも閉まってます。食堂もしまってて、いくつかバーが開いているのは見つけましたが、ドイツ語喋れないし、ホテルにもビールはあるし(栓抜きくらい貸してくれるだろうし)、途中で買った山のようなプリッツェル(いやになるほどあります;めの字型した茶色の塩辛いスナックでビールのおつまみには最高、といえばわかる人にはわかるでしょう)とビールが夕飯になりました。
ちょっと悲しいけど、ノイシュバンシュタイン城に行って来れたことと一人で大冒険したことを思えば、このくらいがまんがまん。
え、レンタカーを借りていながら、なんで列車で行くのかって?一人で知らない道と知らない町を走るのがイヤなのと、列車の旅が好きだからです。
おかげで、nach(歩き方にはナーハとあるけどナッハに近い)というドイツ語を覚えました。for とか to とかいう意味です。「nach (地名)?」と聞けば、地名方面に行く列車かどうか地元の人が教えてくれます;ヤァならOK,ナインならダメ。
ついでに、from はvon みたいです。
それにしても、田舎町の鉄道駅で英語が通じないのはわかるけど、リンダウの駅でもダメ、フュッセンの駅では窓口自体がしまっていて、英語はダメですね。ただ、途中の乗換駅の駅員(私の乗る列車のホームが変わったことを教えてくれました)やプロンテンの駅の人などは英語がわかりました。
フュッセン近郊のバスの運ちゃんは、たまたま当りだったのかも知れませんが、4回乗って、4人ともわかったので、大したものです。
なんか、バスの運ちゃんは何でもやる小学校の先生、鉄道の人は「自分の分野だけやるもんね」という中学校の先生に似ているかもしれません。
これでも十分長いですね。珍道中の話は機会があれば、折りに触れて話したいと思います。日本は朝ですけど、こちらは夜中です。
あ、ちなみに、仕事はちゃんとしましたよ。機械の会社の人が出前してくれた装置がちゃんと動作するかどうか、のチェックは夜9時過ぎホテルに帰ってからやりました。
昼間電話で、営業の人に『問題ないよ」と確認はしていましたが、念のためです。ドイツ人と日本人はまじめですねぇ(これが今日のオチかな?)。
そのあと、ビール1本とプリッツェルでささやかな宴会をしながらこのログを書いています。
明日はミュンヘンに移動なので、メールの返事(すでにあらかた書いていますが)やコメが書けると思います。
それでは、こちらではおやすみなさいですが、日本の皆様には、よい週末を。
10月1日追記:ありきたりですが、ノイシュバンシュタイン城の写真を載せました。
このデジログへのコメント
日本人ほど時間に正確に仕事するとこはないかも?!って思うときあります。朝8時半の予定が夜9時・・・
ラテン系の人はともかく、ドイツ人はまじめです。去年技術担当の人は、7時過ぎまで付き合ってくれました。
コレってディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったお城でしたっけ?
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