- 名前
- たかふみ25
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- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】55-5、無策という名の策。
2012年01月24日 21:19
翌朝。
ずぎゃあああん!
校庭に現れたバトルフィールド。
そこに連なる45人もの美少女達。
「なんだなんだ?新しいアイドルのプロモーションか?」
とりわけ男子生徒が集まり、物色するかのように彼女達に視線を注ぐ。
「どれもかわいい~ね~」
「どうもありがとう。私達、TPP48です!!!」
「へぇ~何の略」
「恐怖植民地計画」
ざわ……ざわ……
アイドルグループのライブを見に来たら、曲調がデスメタルだったような雰囲気を生徒達は味わった。
「なんなんだお前ら!何しに来たんだ」
久保田先生が割って入る。
「わかって聞いてるよね久保田隆義」
「なぜ僕の名前を」
「いや、ワッフル西の国の王子クポー」
TPPの言う事にキョトンとなる生徒達。
「やめろ!質問に答えるんだクポー」
「知れた事を。魔法少女隊スターライトを倒して私達が新しいヒロインになる」
「そんなことさせるかクポー」
戦意を見せる久保田先生。
「私も加勢しま~す」
松並先生が久保田の横に加わる。
「これはこれは松並松見。いや、トータク将軍。あ。今は負け犬ですか」
ここまで書いてて気付いた方もいるかも知れんが、作者はAKBについて不勉強で、TPPの全員をまだうまく設定してないのであった。
「無力に近いおまえ達が万にひとつも私達に勝てるわけないだろう」
「いや、今のスターライトでも勝機はないな」
「おっはよ~♪」
緊迫感溢れるバトルフィールドに割り込む能天気な挨拶。
小春だ。
「いやはやごもっとも。麻衣子先輩は不在だし、茜は魔力不足で欠席。あたし達の勝ち目はないね~」
「わかってんじゃねーか。しかもカーマインが魔法力を消費しきるほど私達のひとりひとりが強いってのも勝ち目ない要素だ」
しかし、小春に絶望感はなかった。絶望を知って強がるのとも違う。
「でもね♪特に何かってわけでないけど、なんとかなりそうな気がするんだ」
小春はラウンドドライバを構えて微笑んだ。
続く!
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