- 名前
- たかふみ25
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- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】53-5、一枚岩ではない
2012年01月14日 17:25
「ハッハー!」
突然、部室に侵入した女性。そのいでたちや、時代劇に出てきそうな感じだ。
うん、年末年始にやってそうな時代劇。
「ああ、入部希望ですか。では書類など用意しますね」
入部希望と思い、小春は棚を探す。
「それでは、お茶でも召し上がってくださいですわ」
紅茶を用意する千歳。
「入部希望者がいるのは心強いですっ」
素直に喜ぶ茜。
「いやはや、どうも」
ずずず……
「ち・がーう!!」
女性は乗り突っ込みをした。
「ああ、見学ですか。今は何もないんで暇ですよ。暇な日はぼーっとしてます」
「見学でもなーい!」
「よく見たら中学生じゃないみたいですっ」
「高等部の演劇部に行くべきでしょうか……」
「だから、演劇部とかの話しじゃな~い!拙者は堀江ヤスベエ」
「部長の高瀬小春です」
「清澄茜ですっ」
「羽前千歳ですわ」
「それはそれはご丁寧に……って、話を最後まで聴け!拙者はヤスベエ。ネオバビロニア皇帝親衛隊所属だ!」
「ふぅん」
あっさりな反応な3人。
「驚かないのか」
「並大抵の事で驚かなくなりました。演技者としてこれはプラスなのかマイナスなのか、悩みますですっ」
「驚けよ。とにかく敵が襲いにきたんだぜ?ハッハー!」
「奇襲にも慣れましたっ」
ラウンドドライバを構える3人。
「Wewish reincanation!!!」
「輝く4つの願い星。まじかるスターライト!!!」
変身と名乗りを完了する。
「ちなみに麻衣子先輩は本日欠席!」
「対決するにも部室は狭い。こっちだぁ~」
独特なポーズで敵を誘導する茜。
屋上。
「ええっ!?親衛隊?」
「今更驚くなよ」
「だって聞いたことないもん」
「ネオバビロニア軍とは別個に存在するらしいですわね」
「なかなか鋭いな緑色。さすがは長年4軍団と闘ってきたというだけあるな」
「で、親衛隊の命令かミッションでここに来たと?」
「いや独断専行だ」
ズコー!!!
(体のいい囮ですわね)
「小春、茜さん、早めになんとかしましょうですわ!」
「やっと闘う気になったか。参る!」
ジャキーン。
どす黒い刀身を持つ刀を構えるヤスベエ。
「カーマインファイア~」
「コバルトブリザード!」
「いきなり飛び道具は勘弁!…ハッハー!…」
しゃばどすっ
魔法攻撃を切った…だと?
「我が愛刀・たけみかづちは魔力すら切り裂くのさ。ハッハー」
ぶんぶん振り回すヤスベエ。
「忍者アクションで迎撃ですわ」
風の刃で舞を踊り、つばぜりあう千歳。
「性懲りもなく射撃で援護!」
ブリザードによる氷つぶてを散弾する小春。
「やはり剣には剣ですっ!アドルフさんっ」
いません。
「じゃあ久しぶりにカーマインタクトっ」
指揮棒を握り、炎魔法で構成された刃を出す。
「だありゃあ~」
ぶんっ。
衝撃波を伴うひとふりで千歳と小春から間合いを取るヤスベエ。
「いざ尋常に勝負ですっ」
「赤いのも剣使いか。面白い。ハッハー!」
ちょりーん
きぃぃん
「つまんね~」
「同感ですわ」
小春と千歳は手を繋いだ。
「合体魔法ハーモニーブリザードストーム」
正直、技名忘れた。すまんかった。
どごおおん!
「ハッハー!覚えテロー」
校舎外に飛ばされるヤスベエ。
迎えに来たらしきふたりの女性に引っ張られて去った。
「なんなんです。一体」
「退屈な日々に注したスパイス……でしょうか」
次回に続く!
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