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【魔法少女っ】54-5、あかね色に染まる風車!

2012年01月19日 17:27

「ぶっ飛ばすぞぉ~!」
「なんだっこの圧力は!」
茜がぶち切れた際の魔法力上昇に戦慄するマリコ。
「とにかく、作戦は終了した。早く戻れ、マリコポーロ」
ヒガシノイスからの通信。
「……おもしれー。やれるもんならやってみな!」
弱さを隠すようにつよがるマリコは風力発電ネガイナーの頭上に乗る。
「回転せよ!」
電撃魔法ネガイナーにかけ、その風車をこうそく回転させた。
「なんのつもりですの?」
千歳は疑問を持った。風力発電器に逆の事してなんになると。
「さっきの撃ってこいよ!おいらが跳ね返してやんよ」
「やなこった」
茜は挑発に乗らず、一気に距離を詰めた。
「ならばっ切り刻んでくれる!」
落雷風車の羽根に落として、凶器とするマリコ。
カーマイン、バーニングスラッシュ!」
お構い無しに茜はザンゲキを放った。その魔力の刀身は、かなり大きいものだった。
ざしゅうう!
ちゅどーん
風力発電ネガイナーは絶命した。
「おのれおのれ~!」
「更にサンセットクラッシュ!」
どしゅ~!
「んな」
どごぉぉん!
「キャー」
ぶっ飛ばされたマリコ。

きらーん。

千歳っ。新幹線を早く飛ばすですっ!」
「はひっ!しかしどうやって」
茜は千歳の手を握った。
テレポート新幹線を飛ばすっ」
「ええっ。そんな大質量を?」
魔法力はわたしがもつですっ」
少しでも新幹線の遅れを軽減させたかった。


香住駅。
「まもなく到着します」
「やっと来たね」
慌てる小春と涼やかな麻衣子
想定内よ。この時期の新幹線はそんなもんなのよ。まあ、試験はあさってだし、大丈夫よ」
「あ!明日じゃなかったんだ」
小春は目を丸くする。
遠距離受験だもの。それくらい計画的にしてもバチは当たらないわ」
ぷしゅー。
新幹線に乗る麻衣子
「わたしのいない間、頼むわね。小春
「え?聞こえないっ」
ぷしゅー

頼むわね。演劇部を。そして街の平和を。


ちゃんちゃん

このデジログへのコメント

  • ☆あゅたん☆ 2012年01月20日 01:22

    茜ちゃんてスゴイんだね♪
    新幹線まで飛ばしちゃうなんて。。☆

  • たかふみ25 2012年01月20日 20:43

    > ☆あゅたん☆さん
    しかし、次の日はめちゃくちゃ眠くなる罠。
    フォームチェンジすれば負担は軽いんだけどね

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