- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】54-4、なんと、川口浩探検隊はやらせだった!
2012年01月18日 16:19
敵の魔力を利用するので、千歳にかかる負担は軽かった。
「デイトナ・ストーム!」「キャー」
多人数なTPP全員を吹き飛ばす、千歳の攻撃魔法。
「すっ。すごいですっ」
自前のたきびで暖まりながら、茜は感心している。
「茜さんの出番なくてごめんなさいですわ♪」
「風車風車っ」
巨体だけ自慢なネガイナーだけは残っている。
「じゃあこいつだけはとどめ刺すですっアドルフさんっ」
いないよ。
茜と千歳は移動魔法で来たので、定員でアドルフさんを連れてこれなかったのだ。
「はずい…。カーマインタクトっ」
「風車風車っ」
羽根を回転するネガイナー。
「カーマイン・サンセットクラッシュ!」
巨大な火球を放つ茜。
「風車風車っ」
回転羽根で受け止めるネガイナー。
「効かないですっ!」
更に。
「サンダーフォール!」
ネガイナーの後ろに潜んでいた、TPPのひとりが、電撃魔法を使い、落雷を浴びせる。
「はうううえ~!」
まともに受ける茜。
「うー。今日のわたし、役立たずですっ」
一旦、焚き火のところに下がる茜。
「相手が合わないだけですわ。ドンマイですわ」
千歳が茜をなでなでして励ます。
「アフロヘアーになる演出はありませんのね」
ボソッ。
「おいらは、TPPがひとりマリコポーロだっ!」
先程電撃をお見舞いしたヤツが名乗った。
「羽前財閥の末娘、羽前千歳ですわっ」
名刺を投げ付ける千歳。
名刺は風魔法で鋭いナイフのようになってマリコの頬を切り裂く。痛みに怯むが、すぐに余裕の表情になるマリコ。
「これはご丁寧に!だが、作戦はほぼ成功した。時計を見よっ」
茜は言われたまま時計を見ると、既に新幹線の香住駅通過予定時刻から二時間経っていた。
新幹線はいまだに立ち往生している。
「狙いはなんだっ!」
「青柳麻衣子のお受験失敗だ」
「……そんな事してネオバビロニアに何の得があるのでしょう?解せぬですわ」
「我々は下された作戦を遂行するのみ。作戦の真意など知らんわ」
ゲラゲラ笑うマリコ。
「……ばっかじゃねーの?」
茜の口調が変わった。
「はて?」
千歳は出会いたてほやほやの時に小春から言われた事を思い出した。
「茜はこう見えて怒ると怖いよ。口調が変わったりしてたら気をつけてね」
「もう!そんなこと教えなくていいですっ」
「作戦や命令のその裏にある真意や大義を見ないで、淡々と遂行するのか?そんな奴等に一個人の夢や希望を邪魔するなんて許さない」
「ゲラゲラ。許さないからなんだ?夕陽の魔法騎士っ」
ぶち。
「ぶっ飛ばすぞ~~!」
続く!
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