- 名前
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】54-2、筆者急病につき連載休止、は嘘だ!
2012年01月16日 21:53
つまり。
「電車(やバス等)を遅らせれば良い」わけだ。
この事象は3つの段階どれにでも有利に働く。
受験に日程的に遅れたら、遅れた分、試験スケジュールは不利に動く。
電車の遅れという事象は受験者の頭の中を撹乱させるに充分なインパクトを持ち、それで実力を発揮できないなんてこともある。
「電車の遅れ」が「脱線事故」レベルの大事ならば、受験どころでなくなる。
だが親衛隊の矜持にかけて「脱線事故レベル」は避けたい。これは飽くまでも最後の切り札だ!
そんなこんなで、麻衣子出発の日が来てしまう。
香住駅のホーム。
「足利義満は……」
麻衣子は文庫サイズの受験参考書を見たり音読したりしている。
「麻衣子先輩!」
「小春っ」
小春が麻衣子を見送りに来た。身内には「来なくていい」旨を伝えていたが、小春がここに来たのは想定内である。
「はい、これっ」
手紙を渡す小春。演劇部員プラスアルファが書いた激励の手紙だ。
「ありがと」
素直に受け取る麻衣子。ここでツンケンしても無意味だろう。
「御守り?」
「御守りみたいなもん」
にっこりと笑む小春。
「あはは。わたしも魔法少女だから、御守りなんて今更的よね」
「にゃはは。魔法力なくたってこの手の御守りは効果てきめんですぜ、旦那」
それにしても。
「まだ電車(新幹線)、来ないわね。おかしいわ」
予定時刻なのにまだ来ない。どうした事か。
「む」
「お知らせします。温泉町駅発マイトウイング206号は大雪と突風の影響により、大幅に遅れて運行しております」
「むむむ」
「まあ、想定内よ」
単語帳をぶつぶつな麻衣子。
小春はこっそり携帯電話をかけた。
「お察しの通り、その電車にネガイナーが襲ってますね」
電話の相手はサラで、サラのいるのは羽前財閥の私設警備隊のオペレーションルームだった。
サラはそのモニター越しに現場を見る。
「風車風車!」
風力発電機ネガイナーが複数。容赦なく突風を新幹線にぶつける。
「いいぞ、そのまま電車を止めてしまえ」
ネガイナー達を率いるはTPPの大島内蔵助。銅鑼を鳴らして味方を鼓舞する。
他数名が軽い冷気魔法を放ち、風力発電機ネガイナー達がそれを増幅していく!
続く!
このデジログへのコメント
> 秋桜.さん
ささっとは書けないよ~。ちゃんと脳内で編集会議して。
でもこのクオリティ。精進します
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