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能見またまた無援
2011年05月21日 07:51
阪神・能見、8回途中3失点…打線沈黙で3敗目
サンケイスポーツ 5月20日(金)21時23分配信
阪神・能見、8回途中3失点…打線沈黙で3敗目
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3敗目を喫した阪神・能見=ヤフードーム(撮影・林俊志)(写真:サンケイスポーツ)
(交流戦、ソフトバンク4-0阪神、1回戦、ソフトバンク1勝、20日、ヤフードーム)阪神先発の能見は五回まで無安打投球を見せたが、六回一死二塁のピンチで踏ん張れず、ソフトバンク・川崎に適時三塁打を許した。7回1/3を3失点と先発としての責任を果たしたが、打線がソフトバンク先発の左腕、山田相手にわずか4安打。育成出身の若武者に初完封をプレゼントする結果となってしまった。能見はこれで3敗目。
五回まで四球の走者だけの無安打投球。能見は立ち上がりから快調に飛ばしたが、要所で我慢しきれなかった。
六回先頭の長谷川にチーム初安打となる左前打を許すと、細川の捕犠打で一死二塁とされ、川崎に左越え適時三塁打を浴びた。さらに本多の遊ゴロ間に1点を追加され、あっという間に2点を奪われた。
「使える球は全部使います。持てる力を全部出さないと抑えられない。なんとか頑張りたい」とソフトバンク打線に立ち向かった。一回は二死から内川に四球を与えたが、カブレラを遊ゴロに仕留めると、二回から奪三振ショー。チェンジアップで小久保、多村に空を切らせ、三回は長谷川、細川から連続三振を奪った。安打を許さず、打線の援護を待ったのだが…。
前回13日の中日戦(甲子園)は、6回を4安打2失点。まずまずの投球ながら、打線が奮わずに2敗目を喫した。それでも「先に点を与えてはダメ。1点で踏ん張らないといけない試合でした」と敗戦の責任を背負い込んだ。それがエースに課された宿命だからだ。
「なかなか点を取れず、踏ん張りきれていないところがある」(真弓監督)という最近の戦いぶりを象徴するような展開。エースが波に乗れないようでは、チームの浮上は望めない。
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