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5月黒星スタート

2011年05月02日 08:00

5月黒星スタート

虎、2投手“KO”も?甲子園の怪やぁ~

サンケイスポーツ5月2日(月)7時52分配信
 (セ・リーグ阪神2-6ヤクルト、3回戦、阪神2勝1敗、1日、甲子園甲子園の怪やぁ~。阪神ヤクルトに敗れ再び借金1。5月は黒星スタートとなった。相手の先発、2番手投手がアクシデントで“勝手に”降板する前代未聞の珍事。なのになのに…。5試合連続無安打となったクレイグ・ブラゼル内野手(30)をはじめ打線は2点どまり。一体どないなってまんねん???

 えっ、降りてまうの!? えっ、また!?

 真弓阪神が前代未聞の珍事に遭遇だ。

 まず一回だ。ヤクルト先発・村中がわずか14球を投げたところで…。右脇腹に違和感を訴えて降板。そして2番手松井光までもが五回途中に突然「タイム」。右足がつってしまい、またマウンドを降りてしまったのだ。

 人の不幸を喜んではいけないが、勝負の相手は強くない方がいいに決まっている。一回といい、五回といい、4万6866人を詰め込んだマンモスは、やいのやいのの大喝采。すぐ逆転や!! 今季初の3連勝はもろたで!!

 なーんもせんでも2投手“KO”。願ってもない。いや願ったところで叶いそうにない相手のアクシデント。風向きは虎に吹いてきたのだが…。

 ところが、だ。スコアボードには「0」「0」「0」…。一回に松井光の代わりバナに新井が3号2ランで先制してから打線は沈黙。振り返ってみれば“スミ2”で非情の1敗だ。なーんでこうなるの!?

 7安打2得点。またしても貧打。不調を象徴しているのは5番・ブラゼルだ。状態の悪さをクローズアップさせたのは六回無死一塁外角低めの完全なボール球に空を切り、最後はインハイで空振り三振。これで5試合ノーヒット。19打席音なしは来日以来ワーストタイとなった。

 クラブハウスへと続く螺旋階段。B砲は大股で駆け上った。そして報道陣が問いかけようとすると、マグマが大爆発だ。

 「ノゥ!!(NO!!)」

 たった一声。さらに抱えるバットケースが壁にぶつかって、「ドカ~ン」という衝撃音が響いた。

 昨季リーグ2位となる47発をマークした背番号67は、いまだアーチなし。打率は・183に。和田打撃コーチは「気持ちが先にいって、やるべきことを見失っている」。片岡打撃コーチも「彼の魅力はフルスイング。でも、今は当てにいっている」と深刻な状況に苦虫をかみつぶした。

 「早くよくなってもらわなアカンからな。(打順降格など)今のところは考えていない」

 スタメン落ちや打順降格について真弓監督は、座右の銘「不動心」の通り!? 現時点では動くつもりなし。

 空前絶後のパプニングの後押しを受けながらも、超重量打線決定力不足から抜け出せない。これも“怪”。3日からは東京ドーム巨人連戦。さすがに、2度も勝手に相手投手が降板するような珍現象は期待できるはずもない。ゴールデンウイーク黄金週間にするためにも、打線の“怪”は続いてもらって困る!! 

最終更新:5月2日(月)7時52分

サンケイスポーツ

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