又負けた・・・・・・・・・・

満塁男や！虎・新井良、２点打ガッツポーズ

サンケイスポーツ5月15日(日)7時51分配信
満塁男や！虎・新井良、２点打ガッツポーズ
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七回一死満塁で、２点適時打を放ち、ガッツポーズする新井良（写真：サンケイスポーツ）
　（セ・リーグ、阪神３－４中日、５回戦、中日３勝１敗１分、１４日、甲子園）ナインの気持ちを込めた一振りだった。２点適時打を放った新井良の拳は、自然と一塁ベンチに向いた。あと１点－。気迫のガッツポーズが、聖地に地響きを呼んだ。

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　「何とかしたい。それしかなかったです」

　０－３の七回一死満塁。絶好の反撃機に、榎田の代打で登場した。２球目の直球を叩いて三遊間を真っ二つ。力強く左前へ運んで２者をかえした。直前に失った２点をすぐに取り返す一打。大きく開いた眼光は、勝利しか見ていなかった。

　「“アレ”以来打てなかったから、早く２本目を打ちたいとずっと思っていました」

　移籍後初安打は、４月１９日の巨人戦（甲子園）の満塁でのサヨナラ打だった。それ以来、４打席ぶりの２本目はまたも緊迫感に包まれた場面。走者を埋めたら２打数２安打。堂々と“満塁男”を襲名だ。さらに、左投手からは打率・５００と、『右の代打』としての存在感も示した。

　「左キラーというほど僕は大したことない。でも、『左投手が出てきたら良太』と言ってもらえるように練習したい」

　試合後は、ナインより数分遅れてベンチ裏を出た。「ビデオを観ていました。この（試合）後に打つためにも、いいところと悪いところを」。その日のうちに打席をチェックするのが習慣。すぐに室内練習場で打ち込んでから帰路についた。

　前日１３日は、ナイター前に２軍戦に左翼で出場した。出場機会を求めて自発的に外野を練習する熱意が首脳陣にも伝わってテストに至った。まもなく交流戦。金本は「ＤＨ」で起用が濃厚で、良太に外野での出番がやってくる可能性も高い。

　「（中日戦は）意識しなかった。やってやるという気持ちだけです」

　古巣からのうれしい一打より大事なことは、勝利に貢献すること。新天地での決意は、プレーで示す。