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2011年04月01日 08:05

阪神金本因縁横浜から開幕復帰!

サンケイスポーツ4月1日(金)7時53分配信
 “因縁の地”から再発進する。阪神金本知憲外野手(42)の4・12開幕戦(対広島甲子園)までのプランが31日、明らかになった。2日の横浜とのチャリテイーマッチ(横浜)で左翼の守備に復帰し、7、8日のオリックスとの合同練習(京セラD、甲子園)で“連戦テスト”。右肩の状態を最終チェックして本番にのぞむ。 

 4・12、開幕『6番・左翼』へ-。完全復活を期す金本の最終ステップが始まる。シーズン開幕が順延されたことで、ここ3試合は実戦から離れていたが、“あの”横浜左翼の守備につく。

 「2日と、京セラ(7日)に出る。状態が良ければ甲子園(8日)も出るよ」

 京セラドームでの練習後、山脇守備走塁コーチが明かした。2日の横浜とのチャリティーマッチで3月24日の広島との合同練習(マツダ)以来の守備へ。横浜といえば、昨年4月17日、右肩の痛みで送球ミスを犯し、翌18日に自らスタメンを辞退。連続試合フルイニング出場が1492試合で止まった球場だ。

 さらに、復帰後の9月15日、再び自らスタメンを辞したのも、同じく横浜…。苦渋の思いばかり染み付いた地から最終チェックが始まるわけだ。

 背水の1年。3日には43歳を迎える。自身何度も「右肩次第」と話すように、まずは投げられるかどうか。飛ばない統一球の導入に加え、再整備された虎の投手陣。外野の守備力がより大事になる中、守ることの“重さ”は、本人も十二分にわかっている。当然、重圧も不安も大きい。

 それでもこの日、練習を見守った山脇コーチは「50メートル~60メートルぐらいなら全力で投げられるようになった。ヒットで一塁から三塁へ行かれる? 今の状態なら大丈夫。セーブしているから」ときっぱり不安説を否定した。

 金本はフリー打撃に加え、ノックに打球捕、キャッチボール。「きょうは最近では一番調子が悪い」と苦笑いだったというが、「俺はそんな悪いとは思わないけどな」と同コーチ。春季キャンプから、一進一退のもどかしい回復具合だったが、右肩の状態は確実に良化。球団関係者も、「もうラミレス巨人)くらいは投げられるんじゃないか」と、最低限ゲームで守れる段階であることを説明した。

 もちろん、オープン戦や実戦練習と公式戦は違う。相手球団金本の弱点はわかっている。シーズンに入り、1点を争う展開になれば、痛みや不安を忘れて、 “全力投球”しなければならない状況もでてくるが…。覚悟は出来ている。山脇コーチも現状だけを見れば、「ベストではないが、去年に比べたら全然いい。本人も、こんなに良くなると思ってなかったみたいやな。痛みもないみたいだし。これからです」と“太鼓判”を押した。

 野球生命をかける2011年。金本因縁横浜から、ギアチェンジする。

最終更新:4月1日(金)7時53分

サンケイスポーツ

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