- 名前
- まりぃ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 空に命を知り 星に願いをかけ 風に微笑みをもらい 花の囁きに振り向き 葉に移り行く変...
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思い出の猫たち-動物に教わったこと(2)~不定期連載
2010年09月10日 14:12
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思い出の猫たち-動物に教わったこと不定期連載(2)
捨て猫をみつける度に葛藤の挙げ句、面倒をみて
里親を探すことになっていた日々。
ふわふわした毛のまだ足元のおぼつかない、
やんちゃな小猫は
つぶらな瞳で私にいつも
命のかけがえのなさ、愛情の尊さを訴えてくる
そのころ飼っていた猫、(写真右)も
元々は獣医さんのもとで
引き取りに来ずにあわや安楽死される寸前の猫だった
その獣医さんに、たまたま
飼い猫の病気でお世話になった時、
まだカゴの中で治療中だった小猫だった
自分の飼い猫の治療の診察の帰り、
まるで運命のように、その時、妙に
この子猫が気になった
カゴに入って置かれているということは
人様の飼い猫なのに
可愛くてたまらず
思わず「この子は飼い猫ですか?」と聞いていた。
当時、なんともいえない動物らしさを感じる
赤茶トラの淡い茶色の毛色のしましま模様が
とっても大好きだった
その子猫は、なかなか見られないと思うほど
可愛いい顔立ちをしていたので
あわよくば、捨て猫ならば連れ帰りたいと
一目ぼれに近いほど惹かれていた。
その後、私の飼い猫は
病気の手術中の事故で
治療の甲斐なくこの世から旅立ってしまった。
連絡をうけた時、ショックで泣いた私を
獣医さんも必死に私を慰めてくれた
そして
落ち込んでいる私に 獣医さんが勧めてきたのが
その時声をかけた治療中の猫を飼わないかという
提案。
あなたが、先日みたあの子猫は元は兄弟で
風邪の治療で連れてきたのだけど
治ったからと連絡しても
一向に飼い主さんが迎えにこないまま
困っている
そして保健所なり連れていっていいから
処分してくれないかとまで言い出された、という
こちらも猫を面倒みれる余裕もなく
里親を探してあげたい
飼い主がみつからないと
折角治療したのに
このままでは保健所で処分されて
しまうしかなくなってしまうと
打ち明けられた。
今まで暮らしてきた猫ちゃんへの愛情も
あるでしょうし悲しみに暮れている時に
すぐに新しい猫を飼う気にもなれないかも
しれないけれど、子猫があなたの気持ちを
慰めてくれるかもしれないとも思う、と
遠慮がちに、それでも弱腰になる私を
説得し、この猫を受け入れてみませんか、と提案してくれた
私はカゴの中にちょこんと飼い主を
待っていた子猫の姿を思い出しながら
そんな運命の子だったことに驚いた
なんて無責任な飼い主だろう
あの可愛らしくて欲しくてたまらないと
思った子猫が
お迎えを待っていても
飼い主には見捨てられ
保健所で殺処分されるかもしれないことも
知らず
じっと過ごしていると思うと
心が揺れた
すぐにでも引き取りたいけれど
飼っていた猫が亡くなったばかりで
すぐに引き取るなんていいのだろうか
途惑ったけれど 結局 答えはyesだった。
あんなに可愛い子猫が保健所送りに
されるのだけは避けたかった。
獣医さんの熱意に押され、その夜
獣医さんがカゴをもって訪れた
きっとこの子があなたの今の悲しみを
癒してくれるでしょうと
獣医さんは言った
私の心中は微妙に複雑だったけれど。
それがチャーリーとの暮らしの始まりで
亡くなった猫への思いを引きずりながら
この子に接していいものか、戸惑いながらの
スタートだった
この子にチャーリーと名前をつけた
その頃はまだ、チャーリーがその後
捨て猫保護を助け、手伝い続ける
素敵な相棒になるとは予想もしていなかった。
チャーリーは沈んでいた私の心をよく慰め、
そしてとてもよく懐き、よく遊んでくれた。
その後、出会った捨て猫を拾う日々の中で
チャーリーは、まるで自分に与えられた役目の
ように、
どんな新参者の猫の威嚇や猛アタックにも
実に根気良く付き合っていた
普通、一匹で飼われている我が家に
いきなり新しい見知らぬ猫がくると
途惑ったり威嚇されてビビッたりするものだけれど
チャーリーはむしろwelcome状態で
当たり前のように受け止めていた
私がどたばたと子猫を連れ帰ってきた姿を
お迎えにくるチャーリーの表情をみていると
むしろ新しい客を歓迎し求めているようにも
思えた
私とともに捨て猫を受け入れ
飼育し、旅立つことを
ともに楽しむように過ごしたチャーリーは
実に寛容で世話好きな猫だった
やんちゃな小猫が来ても決して
嫌がらないどころか
むしろ親のように見守り続けている
子猫が寂しそうにしていれば母猫のように
抱いて体をなめ、寝かしつけるし
かまってほしいと絡んでくる子猫の
遊びにもとことん付き合っていた
その目つきは子供をみる父親のように
あたたかく人間の私のほうが関心して
みとれていた事も多い。
オスだからかチャーリーの愛情表現は
とてもシャイな優しさなのだけど
いつも一定の距離を保ちながら
見守り、相手の気持ちを優先して
暮らしている
相手が心許すまでは遠巻きに
安心しなよ、というように
見守る。
そんな風に
自分より弱く小さな猫を
世話し、見守る生き様をみていると
この子と暮らせて良かったと
しみじみ嬉しく思った。
餌のときは大抵
お腹をすかせた子猫が
待ちきれないようにピーピーと鳴いて
お皿を出せば、すぐにがっついて食べる
驚いたのは、
ふたつお皿を並べてもいつも
チャーリーは子猫が食べ終わって満足するまで
決して自分の餌を食べようとしなかった。
子猫が満足げに餌をたいらげたのを見届けてから
次に自分の餌を食べ始める。
こんな猫だから、時には自分の餌皿の餌まで
食べられてしまうこともあった。
ある日、ふと気づくと、
がっくりと肩を落としたような姿で
たいらげられてしまった自分の空の皿を
眺めているチャーリーがいた
私をせかしたりねだればいいのに
どうやらねだるという事をしない。
とにかく誰かに自分の要求を
伝えずに過ごすスタンスを
貫いているような子だった
そんなチャーリーが餌を食べ損ねてしまっている
ことに気づく度に、子猫にみつからないように
タイミングを見計らい、安心して食べられる所に
餌を用意してあげることにした
期待していなかったのか途惑ったように
餌を前にしているけれど頭を撫でて声をかけると
ほっとしたように食べはじめる
どこか不器用で
どうしようもなくシャイな優しさを
持っている
そんな気がした
そんな猫がいることを 初めて知った
言葉をもたない動物でも表情やしぐさから
生き様が伝わることがある
気づくとチャーリーは私の中でとても
大きな存在になっていた
写真は、右が子猫をかまっているチャーリー
左は捨てられていた子猫を連れてきた
一日目の様子。
やんちゃ時期の真っ盛り。
里親をみつけた子猫は、今、
幸せに暮らしてるだろうか
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☆今日の一曲 「スタートライン」 /海援隊
https://www.youtube.com/watch?v=dpBjxpmEbkc
歌詞はウラログかここに後ほどupします。
生きる指針、自分の中の軸がブレそうになる時もある。
そんな時、自分の胸にぐっと来る曲です。
女子刑務所シリーズのドラマに特別出演して歌っていて、
泣きながら聴きました。
このデジログへのコメント
シャイで優しい猫だねぇ~
母猫でもないのに子猫の面倒を見るとはスゴイ
そんな猫と出会えて良かったね
> sasaoさん
ありがとう^^心からそう思います。サブタイトルは「動物から教わったこと」なので沢山感動をもらいました。^^
なんていい話なんだろう!
優しさいっぱい
愛情たっぷり
> こばさん
いえいえ稚拙な文章ですみません。読んでいただき、有難う御座います。(..)
> ひろぴんさん
いつも読んでくださりありがとう。猫と獣医さんが私を支えてくれた優しさをくれた気がします^^*
> トトさん
読んでいただきありがとうございます(..)飼い主に似る説かぁ・・どうなんでしょね?? よく話題になるけど美人になりたかったら美犬飼えばよかったりして♪?
こんばんは 人柄の出てる暖かいログですね うちは愛犬がいます
> CANさん
こんばんは♪コメありがとうです。犬も猫もとにかくラブリーでいとおしい存在ですよね~^^ 今度ログに是非犬ちゃんのせて下さい^^
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