- 名前
- まりぃ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 空に命を知り 星に願いをかけ 風に微笑みをもらい 花の囁きに振り向き 葉に移り行く変...
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虐待 生きのびた少女の記録/再掲載
2010年09月06日 20:40
------------過去ウラログに埋もれていた日記から再掲載します。
ある少女の手記より引用(出版前ですが
版権に関する法的な権利はすでに確保されています。
一部引用、続編はまた次回、掲載日は未定)
-----------------------------虐待 生き延びた少女の記録(仮題)
壊された
壊され続けて
奪われ続けて
逃げることしか出来なかった
振り返りたくないのに
気づくと振り向かされる
九月の雨は嫌い
ほんとうは大好きな雨粒も
涙にかわるから 嫌い・・・
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いつまでも降りしきる雨に打たれながら
かぼそい声で鳴くこともできず
誰か助けて
とも いえなかった少女がいた
さしかけられた婦人傘
二軒隣の家の婦人が少女を見かねて
何度も涙ぐみながら傘をさしかけた
少女は 大丈夫です としか
いえなかった
傘をもち後ろ髪をひかれるように
引き返す婦人の姿に心からごめんなさいと
呟く
親切に答えられない自分の存在の無力さに
雨と涙が混じる
俯いて
雨にぬれた 自分の手を広げてみる
傷だらけではれあがった自分の手は
とても惨めに見えた
どしゃぶりの雨の夕暮れ
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通り過ぎる人々の中には
裸同然でびしょ濡れで立たされる少女を
じろじろ見る人もいれば
目をそむけて通りすぎる人もいる
黙り続ける少女に何度も傘をさしかけ
助けようとした人がいた
日本にきた外国人の婦人だった
涙ぐみながら 何度も何度もそっと
声をかけ 少女を救おうとした
少女の家のインターホンを押し
「この子を家にいれてあげて・・・」と
婦人は言った
少女は怯えていた
その後また虐待されることを
告げられず
無力さに縛られていた
その後
少女への虐待は
雨の日に外に立たされることはなく
家の中での暴力に変わっていった
泣き叫ぶ声とヒステリックな怒鳴り声に気づく近隣が
警察に通報する
通報を聞いて駆けつけた警察は
少女の母の演技的な対応に隠された虐待を
見抜くことはなかった
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引き返すその姿を少女は
部屋の奥からじっと見ていた
閉じられたドア
見捨てられた自分
落ちた涙はあざだらけの手に
たれおちた
昼夜問わず 突然に怒りと憎しみの
発散はすべて少女に降りかかった
意識がなくなるまで叩きこまれてくる
ガラスの破片 花瓶 掃除機
あらゆるものにたたかれ
逃げ回り 隅に追い詰められ
声をあげて泣き叫ぶとエスカレートしていく
虐待
悲鳴をあげても助けがこない中
誰か気づいて
誰か助けて
誰か 助けて
誰か 助けて
・・・・・
こんなに自分の存在が
親に憎悪と怒りをもたせてしまうのかと
少女は悲しみに毎晩枕をぬらした
翌日学校で泣いた顔がばれないように
何度も何度も泣きながら水で
顔を洗った
水に包まれている瞬間だけは
水だけ見てればいい
すべてを忘れて逃避するように
水をひたすら浴びて涙を流し続け
泣きつかれて眠った
少女の記憶は途切れ途切れ
その後
3才から14才まで虐待は続き
少女はガラス越しにしか
幸せや願いに手を伸ばせず
周囲をガラス越しに見ていた
人前では笑い 喜びを必死に
ふりまき
生きていてもいいのだと
思いたいと 心から願った
心についた傷も体についた傷も
自覚できず
ただ生きることだけに追われ
生きる価値を否定されながら
生きる価値を必死に作りながら
少女は 汚されないよう
必死に自身の命を守った
ある日
少女は死を試みた
少女は憎悪までも抱く自分を
おそれて 自ら死に走ろうとした
警察にかけこみ
見捨てられ 連れ戻され
命の電話にかけて
みつかり電話を切られた夜だった
ガスせんをひねった・・・
-------禁無断転載引用
著作権は(c)office-miraiに帰属します。-----
引用の必要やご希望のある方は
メッセにてお問い合わせください。
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台風、大型みたいですねぇ。
関東は直撃されないみたいだけど
通過する地域の方はくれぐれも
気をつけてお過ごしください。
強風や自然災害、本当に怖いですよね。
以前に台風が通過した後、
あちこちに看板とか落ちてるのを見て
これが頭上から落ちてきたら・・と
思うと
怖かったです。
被害なく無事すぎてくれますように。
このデジログへのコメント
沖縄出張にかぶらなくて助かった~(^_^;)
> ケンヤマさん
うわぁぎりぎりセーブですね。出張で台風だと交通機関も止まるかもしんないし・・・良かったね^^
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