石川もちまき

阪神・石川が井川トレに電撃参加していた！
サンケイスポーツ - 2009/1/26 11:10
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　“道場破り”で極意入手！　阪神・石川俊介投手（２３）が２５日、大阪天満宮の餅まきに登場。茨城県で行われていたヤンキースの井川慶投手（２９）の自主トレに電撃参加していたことを明かした。“金言”を胸に、沖縄・宜野座キャンプへ向かう。

　門戸をたたいた緊張感が忘れられない。白い吐息とともに授かった熱い宝物。石川が井川との濃密な時間を過ごしていた。

　「２日間だけで失礼かなと思ったけれど、『それでもいい』と言ってもらった。初対面なのに、よくしてもらいました。技術面の話は（右腕と左腕で）感覚も違うし、ほとんどなかった。食事のことなどを聞きました」

　福岡での自主トレを１７日で終え、新幹線に飛び乗った。向かった先は茨城県。上武大時代の知り合いを通じて、合同練習を申し込んでいた。１８、１９日とタイトなスケジュール。ともに汗を流した瞬間はもちろんだが、最も心に残る講義は『夜の部』だった。

　「食事に連れていってもらって、話を聞けました。向こうでは球場に行った時、４種類ぐらいしか食べ物がないらしいです。中華とか、日本食に近いものを選んで、バランスをとるように心がけているそうですよ」

　海を渡ってた左腕は高カロリー、高脂肪の食べ物が多い米国で苦労し、工夫を重ねていること知った。タテジマ時代にマークした８６勝のうち完投は「３５」。スタミナ満点の投球の背景に考え抜いた食生活があった。

　「僕は今、寮ですけど、考えて食べないと」

　昨季新人ながら終盤に先発ローテに定着し、２勝をあげた。年末年始は地元・栃木で山道ダッシュなど下半身強化に取り組んだ。フード面も整えば鬼に金棒だ。

　「２月中旬からの実戦が一番大事。体はできている。シーズンでも７、８月で力を出せるようにしたい」

　夏場に強い肉体へ－。その第一歩が沖縄・宜野座キャンプ。“イガワの考え”を武器にした肉体改造。２年目のジンクスを死語にする。