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今日も和田コーチネタ

2009年01月06日 08:14

今日も和田コーチネタ

ID派の本領発揮…和田“虎打撃アップ”勝負に出~た
夕刊フジ - 2009/1/5 17:00




 2009年を迎えた真弓阪神野手陣の顔ぶれがほぼ変わらない中、昨年を上回る攻撃力を示すことができるか。責任重大なのが、3年ぶりに打撃担当に復帰した和田豊コーチ(46)だ。定評のある観察力と分析力で、昨年後半アップアップだった打線に息を吹き返させる。

 和田コーチは、守備走塁担当だった07~08年の2年間も、「コーチボックスから打者を見ていて、感じたことを手帳に書き留めたりしていた」と話す。

 03、05~06年に打撃を担当していたときも、スコアラー情報とは別に、相手投手のデータを独自にパソコンで分析・整理し、試合前ミーティングでは「傾向と対策」を発表。03年にはプロ野球史上9位となるチーム打率.2865を記録したことや、05年のリーグ優勝に貢献した。

 「データだけでがんじがらめにするつもりはない。“らしさ”を出すのが一番なんだ」としながらも、「何回も同じやられ方をしている相手にはチーム全体で行きたいんだ」とデータの重要性を強調する。

 昨年には、“ID派”だった岡田前監督が試合開始直前に相手投手のデータとにらめっこしていた広沢前打撃コーチに「そんな情報はもっと早いうちに頭に入っておかんといかんのや」と叱責。林や桜井が波に乗れなかった元凶として、担当コーチの“データ軽視”を指摘していた。

 そうした流れからも和田コーチの腕の見せどころとなる。

 トラ打線は、横浜三浦中日山本昌中田への苦手意識を少しずつ克服してきた一方で、最近2年は巨人内海グライシンガーにはやられっぱなし。毎年、天敵は必ずいる。

 「昨年は、配球が絞れないから思い切って振れなかったのか。何が問題だったのか。そういうことを突き詰めるのがオフ。これまで打っていた相手も研究してくるんだから、『もういい』という投手はいない」と強調する。まさに、正月返上で“和田データ”を駆使して攻略法の練り直し中といったところか。

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