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トレード 誰を出す?
2008年11月18日 08:19
真弓トレード第1弾!西武・野田獲りへ
デイリースポーツ - 2008/11/17 9:40
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アジアS決勝でも優勝に貢献した西武・野田。真弓阪神の構想にピッタリの捕手だ=東京ドーム
阪神が真弓新政権下のトレード第1弾として西武・野田浩輔捕手(30)の獲得に乗り出していることが16日、明らかになった。ここ数年課題となっているのが“ポスト矢野”の存在。2番手捕手の野口がFA宣言し、流出の可能性が高まったことで、捕手獲得が急務となった。トレード成立に向け、近日中にも交換要員を調整することになる。
◇ ◇
真弓新監督のトレード第1弾、ターゲットは西武の捕手・野田だ。
数年来、課題と言われてきた捕手の育成は今季もかなわなかった。正捕手の矢野は来季開幕を40歳で迎える。年齢を考えれば、フル出場を期待するのは酷。数年先を見据えれば、“ポスト矢野”にメドを立てることは急務といえる。
指揮官も危機感を募らせる。2番手の野口が17日に移籍を視野に入れたFA権の行使を決めた。もしも流出となれば現状の捕手陣ではあまりに心もとない。「例えば矢野が(来季)出遅れるかもしれない。矢野抜きで開幕もある。現状では心細い、不安材料」と話した。
「基本的には若手を使いながら。このポジションだけは試合に出ないと伸びてこない」とトレード補強には積極的な姿勢を見せない。だが、矢野に続くのが25歳の狩野、岡崎、24歳の清水、22歳の小宮山、20歳の橋本良と若手ばかりで5人という捕手事情。けが人が出た場合などを考えれば、育成だけでは間に合わないのも事実だ。
ならば野口が流出した場合に備えて2番手を期待でき、年齢的にも30歳と経験が重視される捕手としては脂の乗った野田の獲得に乗り出すこととなった。
野田は新日鉄君津時代の00年にシドニー五輪にも出場。“ポスト伊東”を期待され西武に入団も細川との正捕手争いに敗れた。ここ数年は銀仁朗、上本らの成長もあり、出場機会が減少。それでも控えながら日本シリーズには2試合、この日のアジアシリーズ決勝でも途中からマスクをかぶるなど能力は高い。阪神サイドは一発もある打力とリードを高く評価している。
シーズン中にも両チームでトレードについて交渉の場が持たれたが、交換要員で折り合いが付かずに不調に終わった経緯がある。これも西武がドラフトで即戦力として期待できる福岡大・岳野を獲得したこともあり障害はなくなったといえる。後は西武が求める左のリリーフを中心に交換要員を探っていくことになる。
FA戦線では17日にFA権行使を表明する横浜・三浦を大本命に、中日・川上などの獲得に向けて準備を進めてきたが、もう1つの補強ポイントである捕手についても抜かりはない。
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