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2008年11月17日 07:35
真弓監督も口説く!三浦獲りへ直接出馬
デイリースポーツ - 2008/11/16 9:54
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高橋勇らをしごいた真弓監督は、ノックを終え笑顔で語りかけた=安芸
阪神・真弓明信監督(55)が15日、FA市場の目玉・三浦大輔投手(34)獲得へ直接出馬することを示唆した。あす17日にFA権を行使する予定だが、球団では20日の交渉解禁に合わせて準備を完了。“特別交渉人”として岡田彰布前監督(50)=デイリースポーツ客員評論家=も投入し、口説き落とす考えで、さらに現場監督の特別出馬という大攻勢で万全を期す。
◇ ◇
熱血監督はFA戦略でも熱い気持ちを伝えていく。
“恋人”三浦のFA権行使が確実な情勢となり、中日からは川上も宣言を発表した。就任早々に『FAでの先発投手獲得』を球団に要望した真弓監督は「1人でも2人でも獲ってほしい」とあらためて獲得を熱望した。
その上で獲得交渉となった場合の指揮官自身の直接出馬について「いい影響があるならば行きます」と話し、自ら口説き落とす考えがあることを明らかにした。
10月27日に入団発表して以来、まだ1カ月もたたないが、チームの戦力分析はしっかりとできている。課題は先発投手、それも完投能力のあるエース級の補強にある。「先発の数が足らないということはないけど、ローテを1年間同じ人が投げてくれるとも限らない。中6日のローテなら6人いるわけだし、質がよければ数が多い方がいい」と説明する。
特にリーグNo.1の4完投を記録した横浜・三浦についてはシーズン中より調査を進めてきた。交渉可能となった場合には、三浦にとって旧知の仲である岡田前監督を“特別交渉人”として投入するスペシャルプランまで用意している。条件面でも3年9億円に加えてコーチ手形や引退後の再就職までそろえてきた。
その上で、指揮官自らが交渉のテーブルに座り、常勝チーム構築への熱い思いを訴えれば万全といえる。さらに場合によっては起用法などの質問にも現場責任者として答えられる。
野手の補強については「チームとして若い人を伸ばしていかないといけない時期」と話し、外国人以外は若手育成に全力を傾ける方針だが、投手に関しては「何人いてもいい」とスタンスを明確にしている。
秋季キャンプでは「弱点をさらけ出して取り組もう」と話し、徹底的に基礎からたたき込んできた。練習の中でその成果は表れつつある。
同様に明快なビジョンを提示し口説き落とす。甘いマスクの使者が“恋人”を射止めてみせる。
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