岡田真弓？

昔こんな名前の歌手がいた。


真弓政権に冷や水！？　岡田“ボヤキ”台風が来襲
夕刊フジ - 2008/11/12 16:59
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　阪神・岡田彰布前監督（５０）が秋季キャンプ中の高知・安芸市営球場を訪問し、在野の立場から自由気ままにボヤキ放談を炸裂させた。５年間の在任中、なかなか芽を伸ばしてくれなかった若虎への恨み節？　若手選手の能力を引き出そうと、あの手この手を駆使する新政権に冷や水を浴びせるかのような“岡田台風襲来”の一部始終とは－。

　

　この日の前指揮官は某スポーツ紙の客員評論家として来訪。昼すぎにスーツ姿で球場に到着すると、ネット裏の“管制塔”と呼ばれる小部屋などで、真弓明信監督らと練習を視察した。

　先月２１日の退任会見以来の現場だったが、現政権への遠慮もあってか、グラウンドやブルペンに足を運ぶことはなく、選手との絡みもなかった。

　もっとも“仕事”を済ませてからは、当事者を離れた気楽さからか、現役時代とは全く別人。そのボヤくこと、ボヤくこと－。

　まず手始めに、今キャンプで成長株としてマスコミ上に名前があがる選手について、「まだそんなん、分からんやろ。こんな短期間に伸びたら、どんだけうまくなるねん！」。

　何しろ昨年、起用に応えて活躍した若手数人にわざわざ「まだまだ本当の力じゃない」とクギを刺した御仁だ。実際、彼らは今年レギュラーに定着しなかった。

　「勘違いしたヤツがおったからな。簡単にレギュラーは獲れへんよ。だいたい、この時期に名前が出とったらあかん！　２月に出てこないとあかんねんから。今は良いとか悪いとかじゃない。弱点をさらけ出して、結果が出なくてもいいから、いろんなことに取り組める時期やんか！」

　監督在任中、若手の成長に祈りを込めては裏切られ続けてきただけに説得力がある。

　さらに、「現場にいる間は“社交辞令”で『これは行ける』と言うけど、１０人名前を挙げたとして、そこから実際に１軍に引き上げるのは、３人いたらいいところ。７割はウソと言っていい」と禁句まで披露する始末。

　さすがの真弓監督もこれには「そんなことはないよ！　どんどん出てきてもらわんと」と反論したが、「どっかのチームでは、大和より年下の人間が活躍しているんやから。大和ももう若いとか言ってられへんで！」と思わぬ方向へ。

　高卒２年目でレギュラー獲りに成功した巨人・坂本勇人内野手（１９）を引き合いに出し、まだ１軍経験のない高卒３年目の大和内野手（２１、本名・前田大和）にもハッパ。

　思わぬきっかけで指名を受けた大和は「勇人とは去年８月の北京五輪のプレ大会日本代表で一緒でしたが、今は完全に“上から目線”。自分もやらないといけないですね」と神妙。

　この日、やはり安芸へ視察に訪れていたオリックスの中村勝広球団本部長も、「“普通の岡田”も久しぶりやな。（監督を離れて）ホッとしているというかな。大変やったんやろう」と、虎将の先輩として思いやっていた。

　もっとも、そんな“台風襲来”を遠巻きに見ていたある若手は「真弓監督はボクにもよく声をかけてくれる。岡田監督はドンと構えて動かない感じ。ボクの中で監督のイメージが変わりました。試合になったら分かりませんけど、今のところ、岡田監督よりもやりやすいです」。功績大の前任者を早くも“過去の人”とみる選手も。

　肩の荷も下りて、口調も軽やかな岡田前監督。これからは自由闊達なご意見番として、大いにトラを盛り上げていただきたい。