通販の返品

最近面白いものを見つけました。面白いといっては失礼なのですが、
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/1010/207640.htm
です。タイトルが「通販会社から取引中止されました」なので、そんなことあるんだー、と興味本位で覗いてみたのでした。

読んでびっくり。返品無料と謳っている通販店から衣料品や化粧品を買うときは、サイズや色はよさそうなものを全部注文し、品物が来てから気に入らないものを返す、という技があるそうです。
もちろん全部気に入らなければ全部返品です。
うーん、おそろしい。
どこまでこれをやったのかは知りませんが「返品無料だからいーじゃん」とばかりに繰り返していたらしく、とうとう取引中止のお知らせが来たそうな。

ふつー、取引中止というレッドカードが来る前に「この調子じゃ考えちゃいます」というイエローカードが来るはずと思うのですが、そのことには触れていません。
しかし、みんながいつもこんなことしたら安く売れるはずもない、と思わないんでしょうかねぇ。
こーゆー人は、電車やバス乗るときも「どーせ私が乗らなくても動いているんだからタダで乗せてくれてもいいじゃん」とかいうのでしょうか？
コンビニでのお買い物も「どーせ売れ残れば捨てたり返品するんだろうから、タダでくれたっていいじゃん」とかいうのでしょうか？

そりゃ、一度や二度なら（イエローカードが来るまで?）「今回は勘弁！」といってやってもいいでしょうが、繰り返しちゃいかんでしょう。
バスに乗る時にお金がなくて運ちゃんが「次乗るときでいいよ」といったからといって、毎回それやっちゃいかんでしょう。

どこの通販かしりませんが、ニッセンのような安いところではないかと踏んでます。それならなおさら薄利多売でやってるんでしょうから「安いんだからこの位いーか」と妥協しないといかんでしょう。

でも、お店の方も「取引中止」ってレッドカードを出すんだ、と知って嬉しいような怖いような面白いような複雑な気分になりました。

「切り札」はいざという時のためにとっておくもの。毎日「切り札」を出してちゃ通用しなくなる、ということでしょうか。
それにしても日本って国は all ornothing 的考えの人が多いですな。「返品無料」だから普通ならしないような返品でもガンガンする、って発想はどこから出てくるんでしょうね。
もっとも、インドなんかでは不良品をお店に持ってくとお店の人が別のをよこすけど、その不良品も売り物にまぜちゃうそうです。
こんなことしてて、返品の送料はお客様負担、なら大分リスクは少ないでしょうが、衣類ははやりすたりがあるから難しいかも。

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今日の一言：「バカでは間違えないようにできても、大バカでも間違えないようにはできない」
都市伝説になってる猫をレンジで乾かす、みたいなことまでは予測できない、ということでしょうか。
あるいは、下には下がある、ということでしょうか。
私も時には「大バカ」になることがあります♪

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本日の画像は、連休でネタが尽きたので高知ははりまや橋で見かけた市電です。旧いものを作り直したようです。