思い込み

世の中、多くの事故や悲劇（喜劇?）は人間の思い込みにあると思います。
オートマ車でアクセルとブレーキを踏み間違う、のような大きなものから、スイカとパスモを間違う、ような小さなことまでいろいろです。
これに相手が絡んでくると、「えー、そーゆーことだったのぉ？？」みたいな誤解も起こるので、事態は余計複雑になります。航空機のニアミスなんかもこんなことが原因で起こったりします。
思い込みというのは、恐ろしいことに思い込んでる当人は「絶対間違いない！」と思ってるので（あー、そーいえば長井秀和はどうしてるんだろう？）危険度100倍です。人間、自分に自信がある時は強気になりますから。

とまあ、大上段に振りかぶってみました。
木曜のことです。最近は「登録はがき」なんてのを送る事はあまりなく、何か買った時にメーカーに登録する方法はウェブが圧倒的に多くなりました。
自分が登録してもらう時もウェブの方が楽（だって、タダでお客様情報をお客自身が入れてくれるなんて、なんて楽なんだろう☆）なので、自分が登録する時もなるべくウェブを使うようにしています。

最近は、機械の型番の他にシリアル番号を書かせるようになってて（でないと、ホントに購入者かどうかわからないからですね）、機械をひっくり返したり、取説や箱を調べたりする羽目になります。
はがきやFAXだとあらかじめ印刷してあるんですけどね。
それはともかく、買った機会の必要データを入れ、こちらの住所、担当者を入力し「ほい、一丁あがり！」と登録をクリックしたのに画面が変わりません。
？？と思ってたら「正しいシリアル番号を入れてください」と赤字ででています。
何度みてもあっているように見えますが、念のためもう一回。やっぱり駄目です。
一旦全部消して入れなおそう、と思ってやってみましたが、やっぱり駄目。
不機嫌大王の私はだんだん腹が立ってきました。「シリアル番号が不良品なんて聞いたことないぞ！」と。
お問い合わせ用のフリーダイヤルの番号もマニュアルに書いてあるので「こりゃもう、電話で『はげます』しかないね」と怒りゲージが上がりっぱなしの私は思いました。

でも、昔々のその昔「プロジェクタのスイッチがはいらないぞ、ごらぁ」と電話したら「底面のどことかがひっかかってませんか？」でいきなり撃沈したことがあるので、怒りゲージが上がっても「思い込み」があるかもしれない、と思う理性はありました。
それでもどうみても入力したコードは合ってます。850A...と1文字ずつ比べて間違いなし、と確信しました。…勘のいい人はそろそろおわかりですかね？
頭の隅っこに「そーいや、計算機関係では0 をφのように斜めに線を入れて書くことがあったっけ。なつかしいなぁ。今はPCの0に斜め線が入ってるのなんてお目にかからないものなぁ」という懐古趣味が湧いてきました。

なんでこんなことを？あ、この0が斜め線が入ってるからだなぁ…あれ、ここに斜め線がない0があるぞ…まさか、これって o (オー)だったりして？？
はい、o にしたら登録が受け付けられました。850A ではなくて、85oAだったのでした。丁度数字が３つ、アルファベットが３つ、その後数字が6=3x2 個あるから、85の次がアルファベットだなんて想像してませんでした。完全な思い込みです。
85Ao なら疑ったのでしょうけど、思考の硬直というのはおそろしい。
FAXで送ってればこんなことにはならなかったのに。あるいはバーコードリーダーでもあればだまされなかったのに。

みなさんも Iと1とl、0とOの区別にはご注意ください♪

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今日の一言：「救命具を作っているメーカーには返品がない」
一種のブラックジョークです。不良品だったとしても、訴えるはずの人は死んじゃってるわけですから。
返品のない商売はうらやましい、ということでもあります。
衣類なんかは、あまり丈夫に作ってしまうと「次」を買ってくれないので、わざと寿命がくるようにする、という話を聞きましたが本当かな??

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本日の画像は、サッポロの「巨峰＆白葡萄」です。炭酸飲料です。普通においしかったです。