シロのいる残りわずかな日々を…

とにかく、家族が皆が愛しみたい。それだけ。二男は、それだけが理由じゃないけどウチに戻って、地元で仕事を探した。なにしろシロを抱き締めながら貰ってきた本人だし。まだ、フリーター。都内での暮らしに疲れた自分をシロとの最後の生活で癒したかったのかな？長男も折りにふれ、帰省するようになった。で、分からないのはチビだけで。まだその頃は、シロはトボトボでも決まった散歩コースを歩いていた。それを今度はチビが引きずり回す。今までのお返しとばかりに。庭では、あまり動かなくなったシロと元気なチビのリードを差し換え。なにしろ鎮痛剤を飲んでるシロは寝てばかりだし。そうしたら、リードが長くなったチビはやりたい放題の我がもの顔。それまでもシロのエサを足で引き寄せて強奪していたけど。もちろん自分のエサを食べる前にね。シロのを全部平らげたあと、のんびり自分のを食べ散らす。その食べ残しをシロがチビに吠えられながら、ビクビク拾い食い。そりゃ、脳腫瘍にもなるよね。ストレスで、ガーンッ！って。つまらない洒落はともかく。チビは行動エリアを広げた。チビは益々やりたい放題。だから、シロには家族が付き添って食事をさせることに…